#医療

シンガポールでHAPPYな妊婦生活&出産!

先輩ママに訊く!
シンガポールで母になる「出産体験記」

今回お話を聞いた先輩ママの由希子さんは、2014年4月11日に女の子を出産した2児のママ。
グレニーグルス・ホスピタルで分娩しました。




■ 妊娠2か月目(4~7週)

お腹の赤ちゃんは、4週目になると、赤ちゃんを包む胎盤が見え始めます。

7週目で初めてクリニックを受診した由希子さん。実は夏休みに日本に帰国中に妊娠が発覚。日本で初受診し、区役所で母子手帳を発行してもらいました。ちょっと無理して8週目に飛行機でシンガポールに戻り、シンガポールでのクリニックを探し始めます。


■ 妊娠3か月目(8~11週)

お腹の中の赤ちゃんは、手足が見えるようになって人間らしくなってくる頃。

9週目でシンガポールの産婦人科を受診した由希子さん。
通院する病院の決め手は、自宅から通いやすいことと、日本人スタッフがいることでした。

里帰り出産の場合は、この頃には産院を探し始め、初診の予約準備を。出産難民にならないように気をつけましょう!


■ 妊娠4か月目(12~15週)

お腹の中の赤ちゃんは、13週頃には胎盤が完成して体が大きくなってきます。

定期検診で、血液検査を受け、B型肝炎の抗体がなかったので、予防注射を受けることになったという由希子さん。
担当の先生とは、「プールに入って良いか?」「OK!」など気さくに色々な質問に答えてくれて安心したそうです。また、胎児にダウン症等の障害がないか調べるNT検査を大学病院(NUH)まで受けに行ったのもこの頃でした。


■ 妊娠5か月目(16~19週)

お腹の中の赤ちゃんは、16週には骨や筋肉が丈夫になり、早い人は性別がわかる頃です。

定期検診で、80%女の子とわかり、第一子が男の子だったので、大喜びしたという由希子さん。
シンガポールで生んだ第1子の時、この時期に、「出産準備クラス」に通い、とても勉強になったそうです。出産後の手続きなど、シンガポールならではの必要事項も学ぶことができたそうです。

里帰り出産の場合は、この頃、安心して飛行機に乗れるようになるので、まだ早いですが、帰国が可能となります。


■ 妊娠6か月目(20~23週)

お腹の中の赤ちゃんは、22週頃には動きが活発になり、胎動を感じることも。

この頃、ダウン症等のスクリーニングのIT検査を受けるために、再び大学病院へ。結果が陽性となると、羊水の検査が勧められるそうです。


■ 妊娠7か月目(24~27週)

お腹の中の赤ちゃんは、26週頃には目鼻立ちがはっきりして、手足がほっそりしてきます。

グレニーグルス病院のマタニティツアーに参加した由希子さん。
分娩室や入院部屋、スイートルームまで見学し、とても綺麗な施設でびっくりしたそうです。
「ここで産むんだ!」というイメージができて、参加してよかったそう。英語のツアーではあるものの、ゆっくりと質問にも答えてくれるとのことで、オススメです。


■ 妊娠8か月目(28~31週)

お腹の中の赤ちゃんは、30週頃には聴覚が完成するので、この頃から胎教を始めるといいかもしれません。



パラゴン内にある施設に、胎児の4D写真を記念のために撮影に行ったという由希子さん。動画をDVDにしてくれるサービスもあります。
由希子さんは、赤ちゃんが成長しすぎてうまく撮影できなかったので、写真だけもらったそう。写真だけでも、顔立ちがはっきり見えて感動。オススメです。

里帰り出産の場合、この頃には、地元の病院の検診を受ける必要があるので、この時期に帰国する人が多くなります。


■ 妊娠9か月目(32~35週)

お腹の中の赤ちゃんは、33週頃には男女の性別がよりわかりやすくなります。



すっかりお腹も大きくなってきて、いよいよお産の最終確認を始めたという由希子さん。
グレニーグルス病院で入院の事前手続きを行ったそうです。

里帰り出産の場合、32週までには帰省を。
航空会社により妊婦が搭乗できる期間が決まっているので注意が必要です。

<由希子さんからのアドバイス>
計画出産にするのか、無痛分娩にするのか、カンガルーケアを希望するのかなどのバースプランを決めて、英語で紙に書いておき、分娩時にスタッフが見られるようにしておくといいですよ。


■ 妊娠10ヶ月目(36~39週)

お腹の中の赤ちゃんは、36週頃には外見的には新生児とほぼ同じ。誕生を待つばかり!になります。



37週から実家のお母様が応援しに駆けつけてくれたという由希子さん。
お母様は、最終的に、生後1か月半まで滞在してくれたそうで、かなり助かったとのこと。出産後のサポート体制を整えることも大事ですね。

旦那様の休みに合わせて計画出産をした由希子さん。
出産予定の前夜に入院し、翌朝、分娩室へ移動。促進剤を投与。無痛分娩のため、痛みゼロでテレビが見られるほどの余裕があったそうです。

11時39分にドクターがやってきて「プッシュ!」と3回いきんだら生まれた!とのこと。
生まれた後の赤ちゃんは、昼間はママと同室、夜は新生児室でなど、病院がリクエストに応じてくれます。入院グッズなどのアメニティも充実していて、快適な入院生活を送れたそうです。


■ 産後1か月

通っていた産婦人科の産後のチェックアップを受けます。



自宅では、長男がお兄ちゃんぶりを発揮してくれて嬉しかったという由希子さん。
出生届と各種手続きを行います。出産前に書類等は準備しておいた方がスムーズなのです!事前準備をおすすめします。





シンガポールでの出産に必要な書類や届出は?
どうやってするの?

シンガポールでの出産で必要な書類や届出は何があるのか。
そして、どこでどうすればいいのか。まとめてご紹介します。


● シンガポールの出生登録

シンガポールの出生登録は、名前が決まっていれば、退院時に病院で申請できます。証書はラミネートされ発行されます。
※誕生から14日以内に行う必要があります


● 日本の出生届

日本の出生届は、日本の役所に直接郵送で提出。もしくは、在シンガポール日本国大使館に提出。
申請書ダウンロードや必要書類に関する詳しい説明は、 大使館のホームページ(https://www.sg.emb-japan.go.jp/ryoji_TODOKEDE_shussei_j.htm)をチェック!


● パスポートの作成

パスポートの作成は大使館で発行してもらえます。
シンガポールには、「生後42日以降の無旅券、無滞在資格を罰する規定」があるので注意が必要です。


● 赤ちゃんの在留届

赤ちゃんの在留届は、大使館で申請します。


● ビザ(ディペンデント・パス)取得

ビザの取得は、パパの雇用先が行うので、申請し、取得しましょう。




まとめ

実際にシンガポールで妊娠・出産をした由希子さんのお話を元に手順をご紹介しました。

初めての妊娠・出産はわからないことだらけ。
ですが、シンガポールでは、安心して産める環境があります。
この当時の情報となりますが、実際にシンガポールで出産されている方がいるのが、とっても心強いですよね。




インタビュー こちらもおすすめ