#エデュケーション

シンガポールの小学校事情
子育て真っ最中!55人の声

シンガポール育児白書

シンガポールで成長する子どもたち、その教育環境は?
シンガポールの幼稚園&小学校事情について、未だかつてない突っ込んだ内容のアンケートを実施。
子育て真っ最中!130人のパパママたちから届いたリアルな声を大公開!

小学校事情については、下にスクロールしてアンケート結果をご覧ください♪

・幼稚園事情はこちら
・シンガポールに住む日本人小学生たち 放課後なにしてる?調査はこちら




回答者130人って、どんな人?

Q.回答者の年齢は?




Q.シンガポール在住歴は?

半年未満 :6人(4.6%)
半年~1年:7人(5.4%)
1年~2年 :17人(13.1%)
2年~3年 :10人(7.7%)
3年〜5年 :35人(26.9%)
5年~10年:22人(16.9%)
10年以上 :33人(25.4%)


Q.今後のシンガポール滞在予定は?

未定:59人(45.4%)
あと半年:9人(6.9%)
あと1〜2年:18人(13.8%)
あと2〜3年:7人(5.4%)
あと3〜5年:13人(10.0%)
永住予定:24人(18.5%)


Q.世帯主の雇用形態は?

日系駐在員:62人(47.7%)
日系現地採用:12人(9.2%)
外資系駐在員:10人(7.7%)
外資系現地採用:21人(16.2%)
会社経営:19人(14.6%)
フリーランス:4人(3.1%)
その他:2人(1.5%)


Q.回答者の職業は?
(女性94.6%、男性5.4%が回答)




Q.お住まいのエリアは?

■ ノース(Ang Mo Kio、Bukit Panjang、Choa Chu Kang):9人(6.9%)
■ ノースイースト(Punggol、Sengkang、Serangoon):6人(4.6%)
■ ウエスト(Jurong、Clementi、Boon Lay):23人(17.7%)
■ イースト(Changi、Katong、Pasir Ris):20人(15.4%)
■ サウス(Queen’s Town、Tiong Bahru、Harbourfront):19人(14.6%)
■ セントラル(Novena、Orchard、River Valley、Bugis):44人(33.8%)
■ CBD(Marina、Tanjong Pagar、Raffles Place):6人(4.6%)
■ セントーサ:1人(0.8%)
■ Bukit Timah:2人(1.5%)


Q.国際結婚ですか?




Q.回答者(親御さん)の英語レベルは?

ネイティブレベル:10人(7.7%)
ビジネスレベル:6人(27.7%)
日常会話程度:52人(40.0%)
あいさつ程度:27人(20.8%)
ほとんど話せない:5人(3.8%)


Q.お子さんの英語レベルは?

語学力の高さは、さすが海外暮らしの子どもたち! ちなみに家庭で使用している言語は77.7%が日本語のみ、日本語とその他の言語の混合は19.2%、英語のみは4%でした。






小学校に通うお子さんの
アンケート結果(55人が回答)

Q.現在、通わせている小学校は?

小学校を決めた理由への回答は「日本語での教育優先」「本人との相性」「教育レベルが高い」「多言語が学べる」「親の卒業校」などの他、「授業料が安い」という声も多くみられました。




Q.現在通わせている小学校で使用されているメイン言語は何ですか?




Q.現在の学校の授業料(月額)はいくらですか?

月額$100以下から$2000以上と大きな開きがあることに驚き。ちなみに最も多かったのは$751~$1000で、全体の20%でした。




Q.授業料の負担は?




Q.授業料の他に施設料、制服代、教科書代、PTA費などの諸費(バス代・交通費除く)は(年間)いくらですか?

$100以下:11人(20.0%)
$101〜$200:10人(18.2%)
$201〜$300:11人(20.0%)
$301〜$400:2人(3.6%)
$401〜$500:1人(1.8%)
$500〜$600:5人(9.1%)
$600以上:15人(27.3%)


Q.学校への寄付金・チャリティーは(年間)いくら支払っていますか?

なし:40人(72.7%)
$500以下:10人(18.2%)
$501〜$1000:2人(3.6%)
※インター校でしょうか。$2000以上を支払っている方も3人いました。


Q.通学方法は?

徒歩:3人(5.5%)
自家用車で送迎:4人(7.2%)
公共交通機関:3人(5.5%)
スクールバス:44人(80.0%)
プライベートタクシー:1人(1.8%)

80%のお子さんが、スクールバス利用という結果に。また通学にかかる時間は「10分以下:8人(14.5%)」「10分~30分:27人(49.1%)」「30分~60分:20人(36.4%)」。また、75%以上のお子さんが、朝6時台~7時半までにお家を出発しているようです。




Q.子供のランチは?

お弁当持参:38人(69.1%)
給食支給:1人(1.8%)
キャンティーン、食堂:8人(14.5%)
自宅:3人(5.4%)
お弁当、キャンティーン併用:3人(5.4%)
その他、ランチ無など

約70%のお子さんがお弁当持参、日本のように給食が出るところは稀なようです。毎日のお弁当作り、本当にご苦労様です。




Q.帰宅時間は?

15時前:10人(18.2%)
15時〜16時:31人(56.4%)
16時〜17時:12人(21.8%)
17時〜18時:1人(1.8%)
18時以降:1人(1.8%)


Q.小学校を選ぶ際、重視したことは何ですか?

やはり小学校は「教育カリキュラム」を最重要視する家庭が多い結果に。学べる言語を大切にして学校を選ぶのは海外ならではの傾向ですね。




Q.現在通わせている小学校は主に誰が主導で選びましたか?

母親:21人(38.2%)
父親:21人(38.2%)
両親:7人(12.6%)
本人の意志:4人(7.2%) など


Q.入学のどれくらい前から小学校の検討を始めましたか?

2週間前〜1ヶ月前:2人(3.6%)
1〜2ヶ月前:4人(7.3%)
3ヶ月〜半年前:9人(16.4%)
半年〜1年前:18人(32.7%)
1年以上前:22人(40.0%)


Q.小学校の見学はいくつしましたか?

見学はしていない:26人(47.3%)
1〜5箇所:26人(47.3%)
5〜10箇所:3人(5.4%)


Q.小学校の情報を得る際、最も参考にしたものは何ですか?

1位「友人、知人からの評判」25人(45.4%)
2位「学校のホームページ、パンフレット」15人(27.3%)
3位「学校の先生との直接のやり取り」7人(12.7%)
4位「学校見学」4人(7.2%)
5位「ブログ、ネット記事」3人(5.5%)
その他、「教育エージェント」なども。


Q.見学時に、学校側に質問したことはどんなことですか?

● 入学時に求める英語力
● スクールバスのルート
● クラスの人数(各学年の人数)
● クラスの日本人比率や国籍比率
● 入学時期について
● 編入はいつでも可能か
● 日本語支援の有無
● カリキュラム・時間割について
● EALの有無
● 入学費全体的にかかる費用について
● アフタースクールについて
● 課外授業の有無
● 卒業生が通う大学 など


Q.親が小学校生活に期待することは?

学力面よりも「社会性」「思いやり」などが上位にランクイン。「自由にのびのび楽しく遊ぶ」が4位に入っていることも印象的です。




Q.これまでに転校したことはありますか?

ない:41人(74.5%)
ある:12人(21.8%)
検討したが、転校しなかった:2人(3.6%)


Q.転校、又は検討理由は何ですか?

● 引越し
● ローカル→インターに編入
● 日本教育への疑問 など


Q.現在の小学校に対し、良いところはどんなとこですか?

● 楽しそうな雰囲気、毎日子どもが楽しそう
● 施設が充実、指導力の高さ
● 多言語環境、イマージョン教育
● 先生の質、先生の手厚いケア
● 先生とのコミュニケーションがきめ細やか、日本人比率がちょうど良い
● 日本と同等レベルの教育
● 対応早い。保護者の声をよく聞いている
● 子供をよく観察している
● いじめの少なさ
● 問題への対応の早さ
● 学校制度の充実、連絡やお知らせもしっかりくる
● 少人数制で手厚い
● 教育熱心な教師が多い
● 道徳を学べる
● 自主性を育む
● 専門の先生のスキル
● ボランティア活動を通して、親の学校との関わりが多い
● 他校と交流がある
● 子ども達の人権意識が日本よりも高い、ICT化が進んでいる など


Q.現在の小学校に対し、不満に思っていることはありますか?それは何ですか?

● 学費が高すぎる
● 先生とのコミュニケーション不足
● PTAの負担が大きい
● アナウンスがいつも直前過ぎる、事務担当や校長等がわりと適当
● スポーツに割く時間が短い、放課後の活動(チームスポーツなど)の時間も短い
● 同じ国籍の子供が同じクラスに偏っていることがある
● 給食になったら最高
● 下校時間がまちまち
● スポーツやアートの比重が小さい
● シンガポール独特の厳しさ
● せっかくなので、小学校にもグローバルクラスがほしい など


Q.お子さまの教育に関して、どんなお悩みがありますか?

● 英語があまりできない、逆に日本語が心配
● 日本語と英語習得のバランスについて
(英語、日本語どちらも中途半端になっている懸念)
● 英語がシングリッシュ
● 中国語などが苦手
● 日本に帰国してからの言語キープを悩んでいる
● 日本帰国後にどんな学校を選べばよいか
● 日本の勉強との両立
● 運動不足
● 帰国や転校する友達が多く寂しい
● 子供同士の付き合いが希薄
● お友達とのコミュニケーションの取り方(言語の問題も含め)
● コロナ禍の環境で以前より友達作りが難しい
● 理想とする学校は授業料が高すぎる
● 得意分野をどう伸ばしたらいいのか
● 今後、どこに住んで進学させるのがベストか悩む など


Q.放課後を過ごす場所で最も多いのは?

自宅で過ごすという回答が8割以上。日本では放課後、子どもたちが勝手に友達の家や公園に遊びに出かけていきますが、シンガポールでは遠いところへ行くには親の同伴が必要。住まいの同じ敷地内や近所に友達がいると放課後の過ごし方が変わりそうです。




Q.学校の宿題に、毎日どのくらいの時間を割いていますか?

宿題量はお子さんの学年により異なると思われますが、長くても1時間以内という結果。ちなみに学校の宿題以外の勉強時間は、毎日30分以上と回答した人が全体の約半数いました。




Q.学校の宿題以外に、毎日、どのくらい勉強していますか?

0分、なし:4人(7.3%)
15分以下:9人(16.4%)
16〜30分:14人(25.4%)
31〜45分:9人(16.4%)
46〜60分:11人(20.0%)
61〜75分:6人(10.9%)
76〜90分:2人(3.6%)


Q.中学受験を考えていますか?


考えていない:30人(54.5%)
中学受験を検討している:10人(18.2%)
中学受験を予定している:5人(9.1%)
未定:10人(18.2%)


Q.大学進学先はどの辺りを検討していますか?


日本の国公立大学:7人(12.7%)
日本の私立大学:7人(12.7%)
海外の大学:13人(23.6%)
未定、考えていない:28人(60.0%)


Q.お子さん自身が語る「将来の夢」は?

デザイナー、パティシエ、お嫁さん、パン屋さん、
YouTuberArtist、おもちゃを作る、ネイリスト、
教師、プログラマー、消防士、スポーツ選手、モデル
医者、人の役に立つ仕事、科学者、アイドル、宇宙飛行士
ピアノの先生、海外に携わる仕事、赤ちゃんにかかわる仕事 など

実にさまざまな夢があり、うれしくなりますね!「海外に携わる仕事」 はシンガポールで育つ国際人らしい夢。「YouTuberArtist」は時勢を反映していますね。




Q.親が面白そうカリキュラムは?

● イマージョン音楽
● イマージョン水泳
● プログラミング
● チェス
● UOI (道徳と国語を合わせたような内容)
● レベル別英語
● 社会貢献
● 探求 など

昭和の時代に日本で教育を受けたママ世代には聞いたこともないカリキュラムだらけ。 子どもたちの成長が楽しみになりますね。




Q.お子さんに対し、自宅で取り組んでいることはありますか?

● 家事の手伝い、料理、お菓子作り
● 読書
● 日本語の本や漫画を沢山与える
● 日本語の勉強をおろそかにしない
● 運動をさせる、外遊び、プール
● ロッククライミング、トランポリン、サッカー
● 自身で時間管理をさせる
● ボードゲームやカードゲーム、そこからプログラミング
● 音楽(ピアノ、CD掛け流し)、アート など


Q.最近、お子さんの間で流行っていることは何ですか?

「ベイブレード」「タイピング」「プログラミング」「折り紙」「自転車」「クイズを考えること」「サッカー」「フラフープ」「ドッヂボール」「ローラーブレー ド」「鬼ごっこ」「お泊り会」「鬼滅の刃」「YouTube」「TikTok」「NiziU」「任天堂Switch」「フォートナイト」「マインクラフト」「アモングアス」 など




小学校の感想について、
リアルママに聞きました!

■ 日本人小学校

Erinaさん(在星15年)
Instagram: erinarienaymg_sg

日本人のアイデンティティーと言語習得を低学年で身につけてほしく日本人小学校へ。想像した堅苦しさはなく、のびのび学び遊ぶ姿に安心しています。娘のお気に入りは広い遊具場。コロナ禍での先生方の誠意溢れる対応には感動でした。



\持ち物チェック/
リュックやお弁当箱など現地調達できるモノはシンガポールで! 水筒は可愛くてシッカリしたものが欲しくて日本から象印を取り寄せ。





■ ローカル小学校

Yuko Chanさん(在星8年)
Instagram: yukochan.sg

娘の仲良しさんも行く女子校へ。教師の評判がよく、保護者との距離感が近いので一緒に子育てをしている感覚。送迎がしやすい距離にあり、アカデミックすぎないところが気に入っています。ちなみに幼稚園もローカル系でしたが、11:45当園で預け時間が3時間と短く、少人数制、敷地内に駐車場があるなどが選んだポイントでした。



\持ち物チェック/
カバンはSmiggle。水筒は充電式でボタンを押すと中でライトが作動して飲み物を殺菌してくれる優れモノ!





■ インターナショナル小学校

RICAさん(在星2年)
Instagram: ricalin319Instagram: ravolabo

初めは価格優先で選ぶ予定でしたが、足を運んでみるとイメージや口コミと違う所もあり、学校選びは実際に足を運んでみるのがとても大事だと思いました。学校の雰囲気やコーディネーターさんの対応、子どもの反応などを見ながら決めました。実際に通いだし、語学力がグッと伸びて、多国籍の友達ができて毎日ハッピーに過ごしている娘を見ると、この学校にしてよかったと思います。



\持ち物チェック/
スナックタイムのおやつは健康的なものに。Smiggleのバッグの中には日替わりでおもちゃをイン。





■ インターナショナル小学校

Akiさん(在星3年)
多言語の取得と自主性を尊重するインターを選択。とにかく色々なことを体験し、学ぶことが楽しい!と思ってくれればと期待しています。学校を決めるときは親が一回見学をして、再度本人と見学が大切だと思います。



\持ち物チェック/
リュックは防水加工&大きめな Hershel をチョイス(図書館の本やお弁当を入れるので)。IKEAのお弁当箱は丼ものが詰めやすく、汁漏れ もなくオススメ。





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