#医療

シンガポールでの妊活・出産・育児
日本人ドクター&助産師に相談しよう!

母子の健康をサポート
ママとベビーのHAPPY DAYS

頼れる人が近くにいない、知らない土地で言葉も不自由……不安や悩みが尽きない海外での生活。そんな状況下での妊活、妊娠、出産、育児。初めてのママはもちろん、日本で経験したママもシンガポールで挑むとなるとハードルが高い!?

いえいえ、大丈夫。あなたと小さな命を守るプロフェッショナルがいつでもサポートしてくれます。シンガポールでの妊活・出産・育児に関する悩みや疑問について、日本メディカルケア院長の鍋島ドクター&助産師の松本さんに訊いてみました。




産婦人科医に相談を

不妊治療はハードルが高い?
まずはカウンセリングから始めましょう

Interview
日本メディカルケア 院長 鍋島寛志 先生
数千例のお産を取り上げた経験があり、当地でもローカル医とタッグを組んで分娩まで担当。マンモグラフィ読影認定医師であり、日本乳癌学会にも参加し、乳がんに関する知識も豊富。





妊活中です。自分なりに色々試していますが、
なかなか授かりません。産婦人科を受診した方がいいですか?

妊活は時間が勝負です。
年齢にもよりますが、妊活を始めて1年を過ぎても授からない場合は、産婦人科に相談してみてください。
日本産婦人科学会では、妊娠を望む健康な夫婦が1年間避妊をせず夫婦生活を続けても妊娠しないことを「不妊」と定義しています。自己流では排卵のタイミングが違っていることも多く、相談後にタイミングを合わせただけで自然妊娠したケースが実は半数です。 また、不妊の原因となる疾患に気付かずにいるケースもあり、治療を先送りすることで成果が下がるリスクを考慮すると、基礎検査だけでも早めの受診を勧めています。 自分の身体を知るためにも産婦人科の受診は大切なことです。


シンガポールでの不妊治療は日本と同じ内容ですか?

基本的には同じプロセスで進めますが、コスト面では日本の方が抑えられます。スケジュールやコストも踏まえ、当院では治療に入る前にまずカウンセリングを大事にしています。話をしながらご夫婦でどのように進めたいか意思を確認、個々のケースに応じて正しい知識やアドバイスをお伝えします。検査はするけれど体外受精まではしない、など考え方や方針は様々ですので、お二人の希望を尊重しながらオーダーメイドで治療を計画していきます。人工授精から先のステップは、医師の技術・医療設備とも高水準のグレニーグルス総合病院内の専門医を紹介。もちろん私もローカル医師と連携を取り、最後までサポートします。


不妊治療について
どんな検査や治療を経てステップアップしていくの?

step1:基礎検査 @日本メディカルケア

基礎検査は、女性と男性どちらも必要です。

<女性>
・診察(初診含め5回程度)
・ホルモン検査
・子宮卵管造影
・超音波検査(子宮・卵巣の形態チェック/ 卵胞発育・排卵)
・フーナーテスト
・黄体ホルモン測定

<男性>
・精液検査

※「日本メディカルケア」での上記検査パッケージ料金 $1,000。検査ごとのお支払いも可能


step2:タイミング療法 @日本メディカルケア

超音波検査などから、排卵時期を見極め、性交渉のタイミングを指導し、自然妊娠を目指す
自然に卵胞が育つのを待つ「自然周期」と、飲み薬や注射などで排卵誘発剤を使用する「刺激周期」がある。
生理周期に合わせて、月に平均2~3回通院。

step3からは、日本メディカルケアが紹介・サポートしてくれて、専門クリニックでの治療となります。


step3-1:人工授精 @専門クリニック

排卵期に調整精子を直接子宮内に注入し、妊娠率を高める

シンガポールでの平均的な人工授精の治療費は$1,500〜$2,000程度
(1か月間の診察、薬、超音波検査、精子調整、人工授精などの費用全て含まれています。)
※治療費はクリニックや患者さんの状況により異なります


step3-2:体外受精 @専門クリニック

女性の卵子を取り出し、精子と受精させてできた受精卵を子宮に戻して着床を促す

シンガポールでの平均的な治療費は$10,000〜$15,000程度
(1か月間の診察、薬、超音波検査、採卵・採精、受精、胚培養、胚移植、妊娠判定などの費用全て含まれています)
※治療費はクリニックや患者さんの状況により異なります






備えて安心

サポート体制を知って
ストレスフリーなマタニティライフを

妊娠・出産をシンガポールと日本
どちらでするか迷っています。それぞれの違いは?

妊娠中、シンガポールの公立病院では2~3回しか検診をしない場合もありますが、日本メディカルケアをはじめ、私立病院では日本とほぼ同じスケジュールで検診を進めます。日英表記の母子手帳も手に入りますよ。出産は無痛分娩が一般的ではあるものの、希望すれば自然分娩も可能ですし、カンガルーケアや臍の緒のカットもできます。ただ、産後は通常2泊3日で退院することが日本との大きな違いですね。
日本メディカルケアでも購入できる英訳付き母子手帳。イラストなども付いているので、ローカルクリニックにかかる際も安心ですね。



シンガポールの予防接種スケジュール
日本で生まれた赤ちゃんの乳幼児健診、予防接種も受け付けています。シンガポールとスケジュールが違いますので、医師と相談しながらスケジュールを組んでいきましょう。

※麻疹とジフテリアは法律で接種が義務付けられています
※A型肝炎ワクチン:1歳以上で2回接種(半年~1年空けて)



出産する病院を検討中です。
グレニーグルス総合病院・日本メディカルケアの特徴を教えてください。

グレニーグルス総合病院は、私立では最も歴史のある老舗の病院で、最高水準の医療設備と経験豊富な医師やスタッフが揃い、安心感はシンガポール随一です。グレニーグルス総合病院内にある日本メディカルケアで診ている妊婦さんは、鍋島ドクターが分娩もローカル医師と組み、赤ちゃんを取り上げますので言葉の面でも安心です。長い場合だと不妊治療からずっと寄り添い、妊婦健診、分娩、その後のお母さんの体のケアまで、一人の医師が一貫して診られることが特徴です。日本人助産師が常駐しているので、退院時には母乳指導や赤ちゃんの体重チェックなど、産後すぐに丁寧な母子のケアができることも、他にはないサポートの一つです。実際に分娩室の見学もできる、軽食付きのマタニティーツアーにも参加してみてください。




妊娠中、緊急時にはどうしたらいい?

妊婦さんは必ず妊婦健診を受けている産婦人科の緊急連絡先をスマホに登録しておいてください。そして、万が一のときはすぐに担当医に電話をしましょう。「日本メディカルケア」でも患者さんに緊急時の対応方法をお伝えしており、24時間サポート体制を整えています。なお、公立病院へ搬送する救急車の番号は「995」。こちらも登録しておくと、何かあったとき、すぐにアクションできます。シンガポールの公立病院は役割分担がハッキリしていて、搬送時に産婦人科に関わる救急医療が必要な場合、設備の整ったそれ相応の専門機関に搬送されます。ちなみにシンガポールの公立病院は世界一とも言われる設備・医師が揃っています。もちろん私立病院にも救急車はあり、普段受診しているかかりつけ医の元へ搬送することも可能です。





妊娠中から出産後も

赤ちゃんとお母さんの心強い味方
日本人助産師が助けてくれること

Interview
日本メディカルケア 助産師の松本克恵さん
日本では主に分娩を担当し、数多くの経験を持つ。ラクテーションベースで勉強し、授乳指導やおっぱいマッサージなど、頼れる存在。



当院では、妊娠28週以降の妊婦さんを対象に少人数制の母親学級を開催しています。日本語の資料を用いて実際の分娩や育児についてイメージを描きながら、母乳のお話や沐浴のデモンストレーションなどをします。産後は退院直後から母子の体調をケア、適切にアドバイスできることが当院の強み。当地は入院期間が短く、母乳が十分に出始める前に退院してしまうので、授乳がスムーズにできず赤ちゃんの体重が減ってしまうことも。上手に吸わせてあげる姿勢の指導やミルクを足すかどうかの判断、希望に応じてマッサージもします。サプリや薬を処方されることも多いのですが、できるだけ薬には頼らず対処法で母乳育児が軌道に乗るよう、お母さんの希望に寄り添いながらサポートします。





まとめ

「日本メディカルケア」は、グレニーグルス総合病院内にある日系クリニックで、高度な医療設備へのアクセスがよく、ワンストップの医療サービスが受けられます。産婦人科医の鍋島先生、助産師の松本さんは在星歴も長く、海外での妊活、妊娠出産、育児をしっかりサポートしてくれますよ!シンガポールでの妊活・出産・育児で不安なこと、悩みごとなどあるなら、相談してみてはいかがでしょうか。

日本メディカルケアの詳しい情報はこちら





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