#ライフスタイル

Let’s take the first step in a post covid world
シンガポールから未来を見つめる

ポストコロナの暮らしを私らしく
新しい時代に向けて、今、歩き出そう

シンガポールから未来を見つめる
二人の女性起業家のSpecial対談

シンガポールを拠点に活躍し、グローバルな視野を持つ理沙さんとめぐみさん。



理沙さんはNYの金融企業などでキャリアを積んだ人生から一転、より自分らしい働き方を求めてコーチへ。「FAKE人生を脱出するためのコース」など、“今を生きる” ための熱いセッションは世界各地から受講者が集まるとか。

めぐみさんは日本と英国でハーブを学び、「WHITETREE」を設立。まさに天賦の才で調合するウェルネスティーは、効能と美味しさを兼ね備えたもの。多くの大手病院でも導入され、ドクターも推奨しています。

プライベートでも仲良しのお二人が、新型コロナウイルスの影響で生活環境が大きく変わるなか感じた焦りや不安を等身大で語り合い、未来に向けたお話を聞かせてくれました。




ライフコーチ 畑山理沙さん
Pine-Z 代表取締役/コーチ
米国の大学を卒業後、外資系投資銀行等の勤務を経て、コーチとして独立。コーチング法や心理学を使った独自メソッドで、のべ約1300時間のセッションを行う。「日本教育にコーチングを!」という合言葉に、全国の教員を対象に子どもの本質を引き出すためのプログラムを始動中。「SDGs」をテーマにサステイナビリティを通じて個人の意識変容を促すワークショップも大好評。2児の母。




女性実業家兼メディカルハーバリス フローレンスめぐみさん
WHITETREE 代表取締役/クリエイティブダイレクター
伊デザイン学校卒業後、10年以上にわたり資生堂、サッポロ飲料、グリコなど大手メーカーのビジュアルデザインを手掛けた実績を持つ。自然環境保全を考慮した「WHITETREE」ウェルネスティーは、5つ星ホテルや病院等、世界6カ国以上で展開中。コラム連載、商品監修等で活躍する傍ら、様々な大手ブランドのコンサルティングやブランディング等も行う。内閣府「アジアで活躍する女性起業家」に選出。著書『ココロとカラダを癒す ハーブを楽しむ暮らしのレシピ』






コロナで立ち止まるなか、誰もが悩んでいる…… 「私とは何者か?」

ポストコロナは「社会軸」ではなく
「自分軸」で生きていく

―――コロナの影響で、生活が一変するなか、お二人が感じていることとは?

理沙:コーチとしてクライアントさんを見ていて思うことは、今まで忙しくて考える時間もなかった「自分とは何者か」という問いを突き付けられた人が、とてもたくさんいるということ。もちろん、私もその一人。私の使命って何だろうと。

めぐみ:私も同じかな。3月から4月にかけて、寝ている間も考えてしまうほど、焦りを感じていた。SNSなどで新しいことを始めている人を見ると、時代が変わっていくことに出遅れてしまうのではと思って。WEBなどを強化しなくてはとかね。

理沙:悩んでいたときに電話でも話したよね。

めぐみ:今まで毎日、会社へ行くとか、学校へ行くとか、時間や場所の制約がある「社会軸」で生きてきたのがフラットな状態になって、これからは「自分軸」で生きていく時代になる。きっとコロナの間、世界中の人が一斉に考えたと思う。「これからの人生、どんなふうに生きていきたいか」と。

理沙:自分の価値観や、生きる基準を見直したりね。

めぐみ:そう。肩書がなくなったら、「私は何がしたいのか?」ってずっと考えてた。でも結局同じ答えに辿り着いた気がする。肩書きに関係なく「自分自身や他者、さらには社会、自然とつながってほしい」という想いから、人や世界とリコネクトしていく仕組みを社会の中に作りたい、もっと言うと私は深い繋がりを感じられる文化を創りたいんだと気付いたの。みんなで物づくりをしてそれを広げていくことで、社会格差とか関係なく世界規模でも繋がりを感じることができるのではないかと。なんだか話がとても大きくなってしまったけど。理沙も「自分軸」の話をよくするよね?

理沙:そうだね。「自分軸」を考えるとき、私もめぐも物事を大きく捉えるタイプ。でも大きいことを考えることが大事 なのではなくて、自分を知ることが重要。ミクロを分析することに長けている人は、家庭をパワースポットに変えてしまう力だってある。こっちも本当にすごいこと! 自己理解は、豊かさにつながって、幸せが広がっていくもの。

めぐみ:深く考え過ぎずに好きなことを深めていくことが大事なんだろうね。私だって最初は趣味で友達に石鹸を作ってプレゼントしたら喜んでもらえて、それが嬉しくて物づくりを始めた。相手に喜んでもらいたいという気持ちで素材はオーガニックにしよう、工場生産にしてもっとたくさん作ろうと段々プロジェクトが大きくなって。まずは自分が嬉しいと思うことや少しでも興味があることを始めてみることが大切だね。

理沙:深めていくなかで、決して人とは比べないことが大事だと思う。そうしていると、自分が本当にワクワクすることが分かってくる。コロナの時代は「WHAT」(何をするか)ではなく、「WHY」(何故するか)を考えることが大切だと感じているよ。

めぐみ:実際に自分の生活の中でも「WHY」で考えてみるといいと思う。私は商品開発や監修をするとき、「何を」作るか?ではなく、「どんな気持ちになってもらいたいか?」「何故それを今するのか?」を考えながら作るようにしているよ。

理沙:例えばどういうこと?

めぐみ:例えば、気分が落ち込んだり、体が疲れている人に少しでも癒しになって、明るい気持ちになってもらいたいって願いながらハーブ生薬調合をしている。それから「あなたのことが大切です」って伝えたくて、自己肯定感が上がるようなメッセージを箱の内側に書いてるよ。商品パッキングは精神障害者の支援施設にお願いして一緒にお仕事をさせてもらってる。作っている私たち生産者やメーカーも、届ける相手も、みんなで幸せな気持ちになりたい、それだけを考えて商品作りをしてるよ。何をするときにも「WHY」を考えてみることを忘れずにいたいな。






イライラや不安を抱える女性たちへ
自分の「Being のかけら」を探してみて

理沙:コロナの今、コーチングをしていて思うのは、女性の悩みには2パターンあるということ。1つは、表面上のイライラを解消したい。夫や子どもがずっと家にいてストレスが溜まっているんだよね。もう1つは、水面下で自分はこのままでよいのかと焦りがある。コロナで生活環境が変わり、自分を深堀している状態。旦那さんや子どもがいて、素敵なお家に住んでいるのに何かモヤモヤ、幸せに思えない人って意外と多い。

めぐみ:コーチとしてどう対応しているの?

理沙:とにかく自己理解を深めてもらうことから始める。クライアントさんがどんな人間なのか徹底的に私から質問して、自分の「Being のかけら」を集めていく。話を聞いているうちに、私の頭の中にハイライターが見えてくるのよ。例えばさっきのめぐの話なら、「物づくり」「文化を創る」とかね。これがめぐの「Being のかけら」。

めぐみ:理沙の情熱と共感力をもって話を聞いてもらうと、なんだかドラマティックに見えてくるね。

理沙:ありがとう。自分にスポットライトが当たる経験って、実はあまりないでしょ? 他人と話すことで自分を形成している「Being のかけら」が見えてくる。私はいつも「あなたのストーリーを聞かせてください」って真剣に思っているよ。



めぐみ:みんなの人生を盛り上げながら、自分の人生もとことん楽しめる理沙は、コーチにぴったりだね。

理沙:うれし過ぎる(涙)! 自分を理解したら、次はワクワクすること、心地いいことができたらいいね。でもその反面、生まれてきた意味や使命と向き合うべきときもあって、ワクワクする未来のために、キツくても頑張ることも必要だったりする。私自身、いつもそのバランスで悩むんだけど。




三日坊主でもいい、まず「1つ」
やりたかったことをやってみる

めぐみ:私はモヤモヤするときや、情報過多になって左脳で論理的に考え過ぎると迷ってしまうと感じたときは、右脳を使ってあえて感覚的なことをするようにしているよ。例えば、自分を癒してくれる植物の香りを楽しみつつ、自己対話をしながらお茶をゆっくりと飲んだり、クロススティッチのような手作業の趣味をしたり。そうすると、やりながら「気づき」が降ってくるときがある。

理沙:自分が心地いいと感じることをやっていると、直感が冴えてくる。そこを足掛かりに次へつなげていくことができたりするよね。

めぐみ:何もしなくてもいいと自分を許すのもひとつだよね。

理沙:まず心を解放すると、自分が見えてくる。ダラダラしたいもアリ! そんなとき、ついSNSを見て、人のことを羨まして思っちゃったりしたらSNSは見ない!

めぐみ:コロナの今って、なかなか達成感を得ることがないじゃない? だから年初めとかにやりたいと思っていたことを実際に1つやってみるのもいいと思う。子どもとの時間をとことん大切にする、気になっていたオンラインレッスンを受けてみる、なんでもいい。そこから発展して何かにつながるかもしれない

理沙:そうだね、三日坊主でもいいからね。私自身、以前は何で自分は物事を継続できないのかと悩んだこともあったけど、まず何か1つ、1回やったらそれでオーケー。そうやって好きなことを見つけたらいい。いろいろなことをやったら、それだけ試す量が多いってこと。三日坊主、大バンザイ!

めぐみ:人間って整合性を求めるから、三日坊主を繰り返していても、自分の好きなものやパターンが段々と見えてくると思うの。だから、やめたっていいから、まずはやってみることだと私も思う。コロナの前より、今のほうが新しいことに踏み出しやすくなっている部分もあるよね。インスタライブだって、今まで美しく着飾っていた芸能人が自宅からすっぴんで配信しているくらいだし。

理沙:キレイにブランディングしなくてよいのはコロナの恩恵かもしれないね。テクノロジーが進化して、働き方や暮ら しが変わっていく。

めぐみ:オフラインからオンラインの時代へ。こないだ私が開催したオンラインの「ハーバルDIY講座」を申し込んで、それを友達にプレゼントしてくれた人がいたの。講座ではね、事前に届くハーブを使って、実際に自分や家族のためにお茶を調合してもらったんだけど、これって新しいギフトの形だよね。「体験」を贈る。コロナで会えないからこそ生まれた、いつもと違う感謝の伝え方だと思う。すごくうれしかったな。

理沙: ねえ、コーチとハーブのコラボで「自分を知るオンラインセッション」ってどう? 今はなかなかみんなで同じ空間にいられないけど、オンラインでつながって同じお茶を飲みながら一体感を味わう。そして花言葉とかを使いながら、コーチングできたら楽しそう!

めぐみ:それ、いいね! もっと話そう!



―――対談中に降りてきた奇跡のコラボ企画。いつもワクワクにまっすぐなお二人のきらめくような化学反応を目の当たりにした瞬間でした。コロナで日常が急変する今、迷いの全くない人なんかいない。もしあなたが迷子になって困っているのなら、焦らず小さなことから1つ、始めてみるのもいいかもしれません。まずは今夜、温かいお茶を一杯淹れることから。




落ち込んだとき、どうしてる?

ライフコーチ 理沙さん
『“言霊” のチカラを借りる』

思考は現実化する、言霊は本当にあると私は信じています。最近、私の周りですごく流行っている言葉があって、それは最悪のときでも「私、ツイてる~」と口に出すこと。先日、新しく知り合った方に、本当に涙が出るほどキツイことを言われて、ものすごい落ち込んだのですが、そんなときでもボーっと頬杖をつきながら「私、ツイてる~」って言ってました(笑)。そう言っているうちに、自分に必要な学びを得ているんだなと前向きに思えてくるから不思議です。




メディカルハーバリスト めぐみさん
『夜の儀式として、お茶時間を楽しむ』

キャンドルをつけて温かいお茶をゆっくり飲むと、浅くなっていた呼吸も、深くなっていくもの。一日のうちに素の自分に戻る時間を持てるといいですね。コロナの自粛生活に疲れている方には、抗ストレスに効くオート麦やカモミール、レモンバームなどが入ったハーブティーが効果的。「WHITETREE」の「カーミングブレンド」もオススメです。女性ホルモンのバランスが崩れてイライラする場合は「ビューティーブレンド」がいいですよ。







Pine-Z

人生が変わる!
ライフコーチ/マザーズコーチ

オンラインで理沙さんのコーチングを体験! ライフコーチは、じっくり話を聞いてもらいたい、モヤモヤを解消したい方に◎。世界中から1000人以上のママが受講してきたマザーズコーチは、親子関係の質をグッと高め、自己肯定感を育てます。



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WHITETREE

メディカル級に効く「カスタマイズ調合」

女優やミスユニバースなど多くの顧客を持つめぐみさんのオンラインカウンセリングでは、心身の状態、生活環境などの質問から生薬や西洋ハーブなどを使用し、体に合わせてパーソナルブレンドを調合。不眠や生理不順などのお悩みにも対応。話すことでヒーリング効果も。



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