#Tokyo Trend

美肌ドクターが教えるUVケア!
常夏シンガポールでもシミ・くすみを改善するためには?

みなさん、東京よりこんにちは。
ビューティ&ライフスタイルライターの石原有起です。

東京は日が短くなり、朝晩は肌寒さを感じる日も増えてきました。

しかし、常夏の都市・シンガポールは1年を通して陽射しが強く、紫外線対策は重要な問題ですよね。

そこで今回は、『Parti・10月号』特集と連動し、肌のエイジングに直結する紫外線を効果的に防ぎ、透明感のある素肌をキープするメソッドやアイテムを、たっぷりお届けします!

東京・六本木の「今泉スキンクリニック(※1)」の皮膚科医・藤巻あいら先生(※2)に、紫外線に対する心がまえや効果的なお手入れ方法を教えていただきました。

南国では、美白スイッチを常にオンに!

シミが増える大きな要因は、“紫外線”と“加齢”です。この2つが組み合わされ皮膚の細胞へのダメージが蓄積する=DNAが損傷することで、ダメージがシミとなって肌に現れます。

紫外線の刺激により、メラニン(シミの色素)を作るメラノサイトを活性化され、メラニンが産生されると言われています。また最近の研究では、この状況に加え、遺伝的にシミができやすい体質の人がいることも報告されています。

日焼け止め化粧品+小物で賢く紫外線をガード!

シミ対策としては、言わずもがなですが、紫外線対策を行うこと。とりわけシンガポールのように常夏で日差しの強い地域では、日焼け止めアイテムを3時間おきに塗り直すことが望ましいでしょう。

さらに、衣服、帽子、日傘による防御も、それと同じくらい重要です。特に帽子は、意外と侮れません。例えば、ツバが7.5cm以上の帽子のSPF効果は、鼻は7 、首は5、頬は3 程度あるので、日焼け止めアイテムと併用すると良いでしょう。

※SPF値・・主にUV-Bの防御効果を示すもので、SPFの後につく数字は、紫外線に当たってから肌が赤くなるまでの時間を何倍遅らせることができるかという意味です。 例えば、10分紫外線に当たると肌が赤くなる人が、SPF30の日焼け止めを塗ると、10分×30倍=300分=5時間に延ばすことができる強さとなります。(「光老化」啓発プロジェクト委員会より)

 

ビタミンC+Eで、身体の内側からも予防を!

また、日頃から肌のバリア機能を強化しておくことも大切です。特に紫外線を浴びる前に“ビタミンCとE”を内服したり、配合されている化粧品を塗ることで、光老化防御作用が見込めると言われています。塗る日焼け止めに加えて、飲む日焼け止めを習慣にすることも、プラスαの対策としておすすめです。

シミ対策のポイントは、多方面からの紫外線対策。特に、3つの対策を意識することが大切です。

1.日焼け止めアイテムをこまめに塗り直す
2.日傘・帽子などファッション小物を活用する
3.ビタミンなどの服用で内側からもケアを行う

 

藤巻あいら医師が続ける、美白ケアの習慣とは?

藤巻先生が愛用しているのが、肌に優しい無添加処方の日焼け止めアイテム。例えば、「Ultrasun(アルトラサン)」は、美容医療の先進国・スイスの敏感肌用サンケア専門ブランド。紫外線UV-A・UV-B波に加え、肌の深部に届いて皮膚の老化の原因となる近赤外線からも肌を守ります。

首やデコルテをはじめボディ全体にほんのり輝きを与える、ボディ用の日焼け止めアイテム。アルトラサン ボディ グリマー SPF30 PA+++ 150ml ¥5,200(税抜)

また、日傘や帽子も活用し、飲む日焼け止めアイテムで、肌の内側からも紫外線対策を行っています。ビタミンC・Eは食事やサプリメントから意識的にチャージ。

またクリニックで日焼けが落ち着いた後にフォトフェイシャルなどの照射治療を行って肌の生まれ変わりのサイクルを正常にしておくと、日焼けのリカバリーも早くなります。

 

効率良いUVケアには、小物を味方に

ここからは、透明感のある白さを叶えるための、人気のアイテムをピックアップ! 美白スキンケアを使うことはもちろん、小物やサプリメントも投入して、トータルで美白を強化しましょう。

紫外線はガラスを通過するので、室内や車中にいても注意が必要です。外では日焼け止めクリームだけでなく、日傘やサングラス、コンタクトレンズ、ストール、アームウォーマーなどを用いた対策も有効です。

サンバリア100の日傘は、紫外線・赤外線・可視光線100%カットの完全遮光日傘。無地のフリルタイプの傘「フリルフロスト」は、広げた姿もエレガント!

紫外線の強度を数値0~6999(μW/cm2)で表示する「UVメーター」も発売されています。紫外線のレベルが手軽にチェックできますよ。

紫外線を浴びたら、その日のうちにレスキュー

また、日焼けは軽い火傷と同じ状態なので、うっかり日焼けに気づいたら、できるだけ早く冷やして鎮静させ、うるおいを与えることが重要です。日焼けをしてしまったその日のうちに、シートマスクなどで十分な水分を与えることを忘れずに。

日焼け直後にもできる美容医療メニューの中では、ビタミンCやトランサミンのイオン導入や内服、点滴などがおすすめです。抗酸化効果が高く、即効性が見込めますよ。

ポーラの「ホワイトショット QXS」は、医薬部外品の美白シートマスク。ミニサイズなので、外出先や移動中でも重宝します。コスメアカデミア「セラムマスク」は、琉球大学の研究チームが幹細胞培養技術により開発した、美容医療から発想を得たシートマスク。ぷるぷるのうるおいで肌を満たします。

 

常に肌を潤わせて、ダメージの起きにくい肌に

最近は、保湿力や抗酸化力の高い成分を配合している美白コスメがたくさん登場していますので、エイジングケアとしても効果的です。保湿成分のヒアルロン酸、セラミド、コラーゲンなどが肌のバリア機能を改善し、潤いで包み込んでハリを与え透明感のある肌へ導きます。

さらに、内側からも潤いをチャージするために、インナーケアサプリメントなどの活用もおすすめ。キユーピーのヒアロモイスチャー240は、肌の乾燥を緩和して水分を保持する機能がある、ヒアルロン酸Naなどを配合した機能性表示食品。大正製薬のアルフェ ホワイトプログラムは、ビタミンC、 ハトムギ、クコの実、L-シスチン、ビタミンB₂、ナイアシン、プラセンタ、コラーゲンが1本に凝縮されたドリンク。

美白で結果を出すには継続が大切です。

紫外線はシミだけでなく、細胞にダメージを与えて肌のエイジングサインを加速させてしまうため、日々のお手入れ習慣に組み込みやすいケア方法を取りいれながら、紫外線ダメージを受けにくい肌をキープしておきましょう。

 

♯東京トレンドメモ

藤巻あいら先生PROFILE●「今泉スキンクリニック」医師。順天堂大学医学部卒業後、同病院で研修を経て、順天堂大学皮膚科に入局。都内美容皮膚科勤務を経て、2020年より現在のクリニックなどで診療を続けている。2児の母として、子育てと仕事の両立に奮闘中。
Instagram : @dr_aira_skinskin  Twitter : @dr_aira_skin

CLINIC DATA●東京・六本木の美容皮膚科・一般皮膚科「今泉スキンクリニック
国内外で講師として活躍する皮膚科専門医・注入指導医である今泉明子院長率いる、各分野のスペシャリストが集うクリニック。トータルエイジングケアを目指し、最新の美容医療を提案してくれる。

ポーラ ホワイトショット

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大正製薬 アルフェ ホワイトプログラム

 

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