#エデュケーション

【WWI × 山口日記 Vol.2】
目指せ未来の国際人!
世界で活躍できるような人に育てるには?

\子育て真っ最中!/

特別対談ー未来に、世界に、大きく羽ばたけ!
「WWI」幼稚園オーナー・ミカエラさん x 6児のアーティストママ・山口日記さん



2022年12月号にて、「羽ばたけ、未来の国際人!」という特集でご対談いただきました。

ミカエラさんー以下
日記さんー以下


シンガポールでの子育てについて、どう思われますか。

ミ: シンガポールは世界的に見ても、とてもレアな多文化·多国籍の国ですよね。
自然と外国人を受け入れることができる、という特徴があると思います。
子どもたちがそのような環境で成長するなかで、全てのことには色々な考え方があること、問題が起きたときにはたくさんの選択肢があることを学んでほしいです。


日: そうですね。
私の子どもたちも、色々な価値観や人種が集まる環境で日々勉強しています。
時に文化や考え方が違っても、その多様性を理解し受け止められるようになったらいいなと思います



お子さんに「世界で活躍できるような人に育ってほしい」と考える親御さんも多いかと思います。
「WWI」で実践していることはありますか。

ミ: 様々な本や地図を使って、好奇心をそそるテーマ学習をしています。
例えば〝天気〞。
小さな学年なら毎日の天気を題材に、高学年の園児たちなら環境問題にまで話題を広げます。
園児はいつも興味津々で、たくさんのギモンが。
それをみんなで考えて話し合うのです。
この活動を通して、子どもたちは世界で今どんなことが起きているのか、グローバルな感覚を身に着けていきます。


日: こういった学習を通して、小さなうちから自分が〝何を知りたいのか〞把握するクセがつくと、自立的な成長につながりますよね。
周囲とのコミュニケーションも建設的なものになり、よりお互いの考えを分かち合えるようになると思います。



お二人ともまさに子育て真っ最中のママさんですが、ご自身のお子さんとの触れ合いで意識していることを教えてください。

日: どこででも強く生きていってほしいと、あまり子ども扱いしないようにしています。
また、それぞれの子どもの特性に応じた役割を渡すことも。
例えばパソコンが好きな子には、「名刺が必要だから作ってくれないかな?」とお願いすることで、〝自分は必要とされている〞と、胸を張って行動できるように導いています。



ミ: 先進国・シンガポールで生まれ育った子どもたちなので、発展途上国を含めた様々な場所に連れていき、多様な文化や風景を見せるようにしています。
今あるものに感謝し、色々な人に出会い、多くのことに直面する覚悟を持てるよう、その違いを理解してほしいですね。



h4>「WWI」では音楽を、日記さんは絵を、お二人とも子育ての環境に芸術を据えられていますよね。

日: 絵を描いていると、「何しているの?」と子どもたちが関心を持ってくれます。
自分の好きなことをしている姿を見せることで、子どもが何かを感じてくれたら嬉しいですね。
私自身、子どものおかげで絵に向かうエネルギーが沸いています。


ミ: 幼児期において、美術教育はとても大切です。
最近では多くのセラピストがアートセラピーや音楽療法を取り入れており、子どもたちのストレス解消や、自信、自己表現向上の手助けをしています。
近年では教育業界でもITが中心になってきていますが、五感を使うアートだからこそ成せることがあるのではないでしょうか?



世界で活躍する大人になるために、必要なことは何だと思いますか。



ミ:〝Ready and steady 〞という言葉のように、物事に対して冷静に準備・対応できることでしょうか。
今の世の中、本当に色んなことが起きますから。
また、中国では〝沈得住気︑才能做大事〞という言葉もあります。
アンガーマネジメントができれば、大きなことを成し遂げられるという意味です。
常に穏やかに、何事もポジティブに受け止められる力が必要だと思います。


日: ミカエラさんがおっしゃるように、何かあったときにも臆さず、いつでも〝GO〞できる状態でいることが求められると思います。
私自身も含め、何にも怖気づかず、自分に自信を持っていたいですね。



最後に、子どもたちにどんな風に育って欲しいか、お聞かせください。

日: 初めに話したように、多文化の中に溶け込み日々頑張っていることが、既にすごいことだと感心しています。
あえて言うなら、これからもたくさんのものに触れて、自分が本当に好きなことを見つけられるといいなと思います


ミ: 子どもたちが楽しく学び、おいしいごはんをお腹いっぱい楽しんでくれたら嬉しいです。園児たちは、親御さんのもとから離れてスクールで日々頑張っていますから、当園が彼らにとって真に心地よい居場所であってほしいと願っています。




山口 日記



3歳から芸能活動を開始し、主に女優、レポーターとして活躍。
「王様のブランチ」や「ウルルン滞在記」「夢の扉」「世界ふしぎ発見」など数々の番組でレポーターを務める。
2011年よりシンガポールに移住。
6児の母として慌しい生活を送りながら、現在はアーティストとして活動。
カラフルで元気を与える絵をモットーに、島内ヘアサロンやレストランに絵を展示中。

Instagram: nikki.yamaguchi_art
ブログ: ameblo.jp/nikki-soraneko


\子育て真っ盛りの幼稚園オーナーに聞く/

過去記事のご紹介: 2022年7月のインタビュー

Worldly-Wise International Pre-School(WWI)
オーナー ミカエラさん


幼い頃からオーケストラで演奏し、16歳から子どもたちにピアノの指導を始め、学生時代は航空宇宙工学を学んだという経歴の持ち主。
その後、インドネシアでチャリティー活動を行い、孤児院を設立。
出産後はモンテッソーリ教諭免許を取得し、この園を立ち上げたというスーパーママ。
3児の母。


インタビュー記事はこちら↓をクリック

【WWIオーナーのミカエラさんに聞く】
「IB」も「モンテッソーリ教育」もイイとこ取り 「WWIってどんな園?」


※2022年12月1日時点の情報です。


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