#復刻版パルティ

【2005年】復刻版パルティ-面白バックナンバーを振り返り

2004年3月号から全ページカラー印刷に
時事ネタやシンガポール雑学、盛りだくさん

1994年創刊から四半世紀以上にわたり、シンガポールの情報を発信してきたPARTI。
この情報はPARTIの財産!(自分たちで言ってすみません)
独断と偏見で「面白い!」と思う記事をピックアップし、お届けしていきます。
今回は、『2005年』を振り返ります。



昨年2004年3月号より全ページカラー印刷になったPARTI。2005年は、シンガポール生活ならではのことや、当地にいるからこそ知っておきたい情報をたくさんピックアップしました。最後までお楽しみください。
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2005年9月号/Vol.141

まずはじめにご紹介するのは、シンガポールで人気のおいしい飲み物「ローカルドリンク」をご紹介している過去記事です。2005年9月号P.15に掲載されていました。これまでローカルフードは、誌面で特集も組まれ、沢山ご紹介してきましたが、ドリンクだけをピックアップしている記事がありましたので、ご紹介したいと思います。ぜひ当地にいる間に、皆さん、ご賞味くださいね♪
※店舗情報(DATA)は当時のものになりますので、ご留意ください
※下記WEB情報についても、店舗情報の一部を割愛させて頂いております




☝記事内容

ローカルドリンク


●『豆乳(Soyabean Milk)』
豆乳には、お肌つるつる・ダイエット効果・ガンの予防・コレステロール値を平常値に近づけるなどの効果があるそうです。原料の大豆とほとんど栄養素は変わらず、植物性のたんぱく質が豊富でコレステロールを含みません。

また、美容に良いビタミンE・B1・B2・ B6もたっぷり入っています。ビタミンEは血行を良好に、B2は皮脂の分泌を抑えるのでにきび防止になります。さらにB6はたんぱく質の代謝を促します。バランス良くビタミンと、 肌そのものを作るたんぱく質を一緒に摂取できるので、美肌への効果が出るといわれています。

オリゴ糖により、腸の働きが良くなるのでダイエット、便秘予防にもなります。さらに、女性に不足しがちな鉄分は牛乳の約10倍もあります。


●『テ・タレ(Teh Tarik)』
甘いミルク紅茶、テ・タレ(Teh Tarik)。マレーシアでよく飲まれている紅茶です。「テ」は、「ティー」がなまったもの、「タレ」は、マレー語で「引っ張る」という意味です。注文すると、店員が、 熱い紅茶と甘いミルク(コンデンスミルク)を入れたグラスを高くかざし、アルミ製の容器に糸を引くように紅茶を注ぎます。何回かその行為を繰り返しますが、手つきは見事なものです。


●『ラッシー(Lassi)』
リトルインディアの有名なヒンドゥー教寺院、スリ・ヴィラマカリアマンの向かいにあるSuriya Restaurant。ラッシーや紅茶が美味しいので散策の休憩におすすめの店です。ベジタリアン向けの大衆的な 食堂でほのぼのとした雰囲気が観光客に評判です。甘みを抑えたプレーンラッシー$1.50とジューシーなマンゴが入った、人気のマンゴラッシー$2.50の2種類があります。


●『ココナッツジュース(Coconut Juice)』
南国を代表するココナッツジュース。南国ドリンクの代名詞ですね。ココナッツは、上の部分をその場でくり抜いてくれるので、新鮮で甘く自然な味を堪能できます。


●『涼茶(Chinese Tea)』
「涼茶」 と書かれたドリンクを街で見かけたことはありませんか。「涼茶」は漢方薬を煎じた甘いお茶のこと。その中でも、体力アップ効果のある「清潤五花茶」 と、吹き出物によく効く「清熱甘四茶」 はよく飲まれています。「五花茶」は薄い黄色、「甘四茶」は 茶褐色です。どちらも胃腸の調子を整え、熱冷し作用があります。



2005年4月号/Vol.136

紫外線の強いシンガポール。日本にいた頃よりも日焼けのせいなのか、シミが増えてしまった……、水が合わないのか髪の毛がパサつく……など、お肌や髪のお悩みは尽きないですよね。外からケアすることはもちろんのこと、今回は、2005年4月号P.12に掲載された、中からケアする方法をご紹介します。



☝記事内容

食生活の達人 in Singapore
肌・髪の毛のお手入れ


熱帯で、紫外線が強いシンガポール。お肌や髪の毛のケアは大切ですが、栄養をとることによっても守ることができます。 おいしいものを食べて体の中からきれいになりましょう。


◎乾燥肌の方
肌の乾燥はバリア機能が低下し、トラブルとなっていることが原因です。放っておくとシワになりやすく、肌にくすみが出ることもあります。中国医学では皮膚の健康に「肺」が関わっていると考えられています。肺は潤いを好む臓器なので、それに見合った食材で美肌を保ちましょう。乾燥肌の悩みは女性に限ったことではなく、男性にとっても無視できない問題です。次の食材を使った料理が効果的です。

クコ、白キクラゲ、湯葉、百合根、サトウキビ、干し柿、アンズ、ピワ、梨、林檎、松の実、杏仁、ピーナッツ、豚肉、鶏肉、牡蠣、ハマグリ、イカ、牛乳、卵白




◎シミが気になる方
妊娠や更年期などホルモン分泌のバランスが悪いときや、ストレスがたまったときなどに”シミ”ができるといわれています。中国医学ではシミは「気滞血」と言って「気」と「血」の流れが悪くなることが原因とされています。気の流れは臓腑のなかの「肝」 が調節します。怒りやイライラで肝を傷め、機能低下することが問題なので、心を穏やかに過ごすことが大切です。おいしいものを食べると怒りやイライラを忘れて しまうこともあるので、次の食材を使ってシミの原因を取り払ってください。

柑橘類、チンゲンサイ、セロリ、キャベツ、金針菜、人参、クワイ、蓮根、さんざし、桃、ゴマ、ジャスミン茶、陳皮、卵白




◎ニキビが気になる方
ニキビは年齢によって処置方法が違います。十代のニキビは「肺」に熱が上がり、肌に出たことが原因です。肺の熱を下げる食材は次の通りです。

ビワの葉、緑豆のお粥、ツバメの巣、ハトムギ、イチゴ、ほうれん草、大根、トマト、菊花茶


二十代以降は「肝」の衰えが原因であることが多いので、「シミ」の対処に用いる食材を利用しましょう。



◎白髪が気になる方
年齢に関係なく白髪が出やすい人がいます。髪は「腎」の働きと深く関わっています。「腎」は人が産まれながらに持っているエネルギーの貯 蔵庫と考えられ、エネルギーが不足すると髪の色が薄くなるそうです。「腎」エネルギーを補給する食材は次の通りです。

黒ゴマ、黒豆、クルミ、クコ、蓮の実、ザクロ、黒キクラゲ、ニラ、エビ、アワビ





2005年9月号/Vol.141

2005年9月号の特集「シンガポール生活情報」より”メイドさん”に関する過去記事をピックアップ!家事や育児の負担を少しでも軽減させたいなぁ……、メイドさんを雇ってみたいけど、どうなんだろうなぁ……、と思われている方、たくさんいらっしゃると思います。
2005年当時の情報になりますが、少しでも参考になればと思い、過去記事にてご紹介したいと思います。



☝記事内容

気軽に頼めるメイドさん


シンガポールでは気軽にメイドさんを雇うことができます。住み込み・パートタイム、業者に斡旋を依頼、個人と直接契約など選択肢もさまざまです。それぞれに長所・短所がありますので、自分に適した方法を選べば生活がいっそう便利になります。
※情報は2005年当時のものになります


住み込みのメイドの雇用を業者を通じて雇用する場合
基本的に2年の長期契約です。契約時にエージェントへの斡旋料(大体$400~$1000)などが必要です。メイドへの給与、外国人雇用税、メイドの食費・光熱費などの経費が毎月かかります。

<良い点>
一緒に暮らしているので、幅広い家事全般を必要に応じていつでも依頼できます(掃除・洗濯・料理や育児など)。優秀なメイドにめぐりあえれば強力な助っ人になります。

<悪い点>
経験豊富なベテランと、家事を1から教える必要がある経験の浅いメイドと能力に個人差があります。同居するのでコミュニケーションの問題や性格などの相性も大切です。また、メイドの素行には雇用主が責任を負います。盗難や子供への虐待などの事件もありますので、自己防衛が必要です。


個人との直接契約
紹介や口コミを通じて探し、依頼する作業の条件や給料を直接交渉で決めます。

<良い点>
住み込みのメイドに比べて、比較的安く雇うことができます。最初に試用期間を設け、それから給与交渉をしたり、依頼する作業の内容や作業時間も交渉次第で追加・変更できます。

<悪い点>
自力で探す手間がかかります。契約があいまいなため、ある日突然来なくなったり、遅刻や無断欠勤などの問題も発生しがちです。


パートタイムの メイドを業者を 通じて利用する場合
業者ごとに受けることのできる作業内容やパッケージ、料金が異なります。まずは希望条件を相談する必要があります。

<良い点>
派遣されるメイドは規定の家事をこなす能力を既に備えているので、指導は不要です。メイドの病気・怪我などの場合には業者が替わりを手配するので、いつも同じ曜日・時間に一定の作業が受けられます。一緒に暮らすことに抵抗がある方や、特定の作業だけを依頼したい場合(掃除・アイロンかけのみ、など)に好都合です。

<悪い点>
事前に契約した内容の家事のみを規定の時間内で行うので、作業の範囲は限定されます。曜日・時間変更には業者への相談が必要で、メイドと直接交渉はできません。



2005年1月号/Vol.133

続いては、連載「シンガポールの風習」より、祝日に関する過去記事をピックアップ!
多国シンガポールでは、様々な民族的、宗教的祭事が行われ、民族の相互尊重と調和維持に役立っています。ここで紹介する風習や祭事を体験し、在星中に一歩深くシンガポールを知ってみてはいかがでしょうか。

さて1つ目にご紹介する記事は、2005年1月号P.24に掲載されていた『ハリ・ラヤ・ハジ』『タイプーサム』についてです。写真がインパクトありますね……
※過去記事の暦は2005年当時のものになります
※来年2022年の暦については、こちらをクリックして確認いただけます☟ (政府公式発表サイト_2022年タブをクリック)




☝記事内容

シンガポールの風習
ハリ・ラヤ・ハジ/タイプーサム


■ハリ・ラヤ・ハジ
ハジはイスラム教の聖地メッカへの巡礼の旅を意味し、健康で裕福なイスラム教徒は一生に1度は巡礼するという義務の一つです。 ハジから帰還した信者の労をねぎらい、祝う日が「ハリ・ラヤ・ハジ」です。

イスラム教信者はモスクで羊ややぎをいけにえとしてアラーに捧げます。この儀式は神から信仰心を試された預言者イブラハムが、 神の命令 に従い、大切な息子をいけにえに差し出そうとしたことで、イブラハムの信仰心の深さを知った神が天から羊を送り、身代わりに差し出すように告げたという故事に基づいています。

2005年のハリ・ラヤ・ハジは1月24日。シンガポール各地のモスクでは早朝から信者が礼拝に訪れ、羊ややぎが儀式に従って信者に分け与えられます。


■タイプーサム
タイプーサムはヒンズー教徒が善と若さと力をつかさどる神ムルガに感謝とざんげを捧げる祭典です。 発祥地インドでは、危険を理由に禁止されている奇祭です。

信者は、約1か月前から肉類を断ち、精神と肉体を清めて荒行に備えます。 祭典当日、顔や体に太い針や串を刺して、孔雀の羽や椰子の葉などで作られたカバディと呼ばれる半円形の飾りを担いだり、ムルガ神の像を乗せた銀の戦車を引いたりして約3kmを行進します。

信者の家族や友人は励ましながら一緒に行進します。 2005年のタイプーサムは1月25日。スリ・スリニサバ・ベルマル寺院(セラングンロード)を深夜に出発し、一日かけてスリ・サンダユサバニ寺院(タンクロード)までを行進します。



2005年2月号/Vol.134

引き続き、連載「シンガポールの風習」より『旧正月(春節)』について。2005年2月号P.15に掲載されました。シンガポールにいると、年末年始よりも旧正月の時期の方が、長く休暇が取れますよね~



☝記事内容

シンガポールの風習
旧正月(春節)


太陰暦の新年である旧正月は中国人にとって最も大切な行事です。
爆竹と幸運を表す赤い色で祝う正月は、毎年大みそかに伝説の猛獣に襲われていた村人が、ある年、猛獣が大きな音と赤い色を怖がると老人から教えられ、家の扉や窓に赤い紙を貼り、爆竹で猛獣を追い返したことに由来するといわれています。

旧正月は、家族の結束を再認識するときでもあります。大みそかは家族みんなで食事をし、新年を迎えると親族などへ挨拶回りに行きます。 みかんを2つ渡す風習は中国南部が発祥です。みかんは広東語では金と同音であるため、 めでたいとされ、偶数は幸福を表します。子どもは次世代へ幸運を引き継ぐという願いがこもった「紅袋(ホンパオ)」と呼ばれるお年玉を大人からもらいます。

2005年の旧正月は2月9日で、1月15日から2月28日までチャイナタウンが今年の干支である酉をデザインしたイルミネーションで飾られます。 2月8日までは、新年を祝う飾り物や食べ物を売る屋台が並び、仮設舞台では、中国の伝統芸能が披露されます。

マリーナ・プロムナードでは2月7日から23日まで、中国各地からの民族団体や地元タレントによるパフォーマンスやゲームなどが楽しめるアミューズメントパーク「リバー・ホンパオ」が設置されます。

オーチャードロードでは2月19日、光り輝く山車とともに、武術やダンスパフォーマンスなどが繰り広げられる毎年恒例の「チンゲイパレード」が開催されます。



2005年3月号/Vol.135

続いても、2005年3月号P.16に掲載されました、連載「シンガポールの風習」より『グッドフライデー&イースター』について。イースターエッグというワードは聞いたことがある方も多いと思います。しかし、一体、どのような意味のある祝日なのでしょうか。下記、ご覧ください。



☝記事内容

シンガポールの風習
グッドフライデー&イースター


グッドフライデー(受難日)は、イエス・キリスト(キリスト)が十字架に掛けられ、処刑された日です。キリスト教信者にとって大切な日で、2005年は3月25日です。

聖書によると、神との約束を破り続けた人間は、罪の壁によって神との関係が断たれ、霊的に永遠の死の状態となってしまいます。神に背いた人間の罪は重く、神との関係を回復する唯一の方法は、キリストが当時最も残忍な処罰された十字架に掛けられる以外にありませんでした。

人間を愛するキリストは、人間の罪を背負い、十字架に掛けられます。キリストの処刑は神との関係を回復する手段ができたことを意味し、人間にとって良い知らせであることから、 処刑された金曜日がグッドフライデーと呼ばれるようになりました。

キリストは死後3日目に復活したといわれています。その復活を祝う日がイースター(復活祭)です。信者にとって、キリストの復活は、罪と死に勝利したことを意味し、クリスマス以上にイースターを喜び祝います。

教会ではグッドフライデーとイースターに、礼拝が行われます。イースターエッグは、キリストによって授かった霊的な命、すなわち新しい命の象徴とされています。聖書的な根拠はないといわれていますが、カラフルに染めて飾りを付けたり、絵が描かれたりしたイースターエッグや卵の形をしたチョコレートが売られ、子どもたちの遊びエッグハントやエッグロール(卵転がし)に使われるようになりました。



2005年5月号/Vol.137

引き続き、2005年5月号P.24に掲載されました、連載「シンガポールの風習」より『ベサックデー』についての過去記事です。



☝記事内容

シンガポールの風習
ベサックデー


お釈迦様の誕生日を祝う日です。
小乗仏教が伝わった東南アジア諸国では旧暦5月の満月の日、2005年は5月22日にあたります。

中国や韓国など大乗仏教が伝わった国では旧暦の4月8日がお釈迦様の誕生日とされています。日本は新暦の4月8日に仏誕会(ぶったんえ)」「はなまつり」と称して祝います。

シンガポールのベサックデーはお釈迦様の誕生日を祝うだけではありません。お釈迦様が亡くなった日、悟りを開いた日とも考えられています。お釈迦様の一生をこの日に凝縮させた「仏教の大切な日」として位置づけられています。ちなみに日本ではお釈迦様が亡くなった日は「涅槃会(ねはんえ)」といっ2月から3月にかけて各院で法要を行います。

当日、シンガポールの各寺院は参拝客で賑わいます。人々はお寺に行って無病息災などを願います。また、鳥かごから鳥を逃がします。これは、生き物を助けてあげることで功徳を積むという考えから来ています。べサックデーの前になると店先で鳥を売っている光景を見ることができます。日本にも同じような仏教行事があります。「放生会(ほうじょうえ)」といって、池に鯉を放したり、鳥を逃がしたりします。

募金活動や献血が盛んになるのもこの時期。他人に対して何か施しをすることで自分の功徳になると考えているからです。この日は肉を口にしない人も多くいるそうです。



2005年9月号/Vol.141

日本人だと、「中秋の名月」や「十五夜」のワードでピンとくると思います。日本にもある風習ですね!
今回は、2005年9月号P.23に掲載されました、連載「シンガポールの風習」より『中秋節』について、ご紹介したいと思います。



☝記事内容

シンガポールの風習
中秋節


旧暦8月15日は中秋節です。
2005年は9月18日(日)。日本でも十五夜(中秋の名月)には月見団子を供えますが、シンガポールでは、ほぼ1か月もの間、月餅を売ったり、いろいろな形をしたランタンを供えたりして祝います。

中秋節の伝説は様々。
例えば不老不死の薬を飲んで月に行って仙人となった女性を祀った、圧政に苦しむ人たちが月餅の中に暗号を入れて蜂起したなどです。また、「土地公」と呼ばれる、収穫に関わる神様の誕生日とも言われています。

基本的に中秋節は五穀豊穣や家族円満を祝う日です。
太陰暦では月が重要なので、満月になるこの日に月に感謝の意を表します。この時期に店頭に並ぶ月餅や大きな柑橘系のフルーツ、ポメロは月を意味するものといわれています。当地のいたるところで月餅を売る光景を目にすることができますが、月餅は年輩者などに贈る習慣があるそうです。

シンガポールのチャイナタウンでは、2005年は9月4日から30日までライトアップされ、月餅やポメロ、ランタンなどが売り出されます。特 に夜は街路にランタンの明かりが灯され、ムード満点です。

今年で創建30年を迎えたチャイニーズガーデンでは、2005年9月2日から25日まで「ランタン・フェスティバル」が行われます。この行事は毎年恒例で風物詩となっています。今年のテーマは 「サファリ」。テーマに沿ったランタンが夜空を照らします。



2005年11月号/Vol.143

連載「シンガポールの風習」からのご紹介記事も、こちらで最後です。
これまで6つの過去記事をご紹介してきました。多民族国家であるシンガポールならではの、様々な民族的、宗教的祭事が行われているのですね! 1つ1つの祭事に、いろいろなエピソードがあるのも勉強になりました。ぜひあなたも在星中にチェックしてみて~♪

さて、最後にご紹介するのは、2005年11月号P.24に掲載されました『ディパ・バリ』『ハリラヤ・プアサ』についてです。



☝記事内容

シンガポールの風習
ディパ・バリ/ハリラヤ・プアサ


■ディパ・バリ
ヒンドゥー教徒のお正月、ディパ・バリは光に満ちあふれたお祭り。
というのも、この日は、かつて伝説の主教クリシュナが悪神ナラカスヤを討ち取り、光が闇に勝利したことを祝うからです。

ヒンドゥー教徒の家庭では、光明・幸運・恩恵を招き入れるためにオイルランプを飾ります。シンガポールのリトル・インディア周辺でも盛大な光の祭典が行われます。

2005年のディパ・バリは、11月1日。 リトル・インディアのライトアップは、6日まで続き、1か月ほど前からバザールやカルチャー・ショー を開催します。きらめく光のなか、女性たちが色とりどりの新しいサリーを身にまとい、寺院に参る光景はとても幻想的です。


■ハリラヤ・プアサ
ハリラヤ・プアサは、イスラム教徒のお正月。
シンガポールでは、マレー系住民が多いゲイラン・セライ地区で、恒例のライトアップを行います。通りには屋台が並び、洋服や手工芸品、お祝い用品などを求めてやってくる人々で大にぎわい。

実は、この盛り上がりには理由があります。
ハリラヤ・プアサは、1か月間のラマダン(断食)が明ける日なのです。ラマダン中のイスラム教徒は、日が出ている間、一切物を食べることができません。ハリラヤ・プアサ当日、日の出とともにラマダンが明け、モスクで祈りを捧げたあと、親戚や友人と豪華な食事で楽しむそうです。2005年のハリラヤ・プアサは11月3日。ライトアップは13日まで開催予定です。



2005年6月号/Vol.138

帰国する際に何をおみやげにしようか……、毎回迷ってしまう方も多いのでは。
そんな方は、ぜひ、こちらの過去記事を参考にしてみてください。2005年6月号P.6に掲載されました「おみやげランキング」。当時のパルティ読者さんよりご意見いただきました様々な品物があがっています。



\2005年当時の人気おみやげの傾向/
●南国ムード漂うおみやげ
●シンガポールの味
●中国茶や紅茶などのお茶
●マーライオンやラッフルズホテルのグッズ
●漢方薬や万能オイル、漢方薬の入った化粧品
●エステ系のプチプラ商品
●シンガポールの国花の蘭
(一年中咲いており種類も豊富、日本より安価)



※広告は当時のものです

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