health care

【Women&kids’ Health】
ポストコロナの健康管理

家庭医の佐藤先生がアドバイス
働き方や生活の変化で体調不良に
ポストコロナの健康管理

新たなフェーズで変わりゆく暮らし

長かった厳しい自粛期間がようやく終わり、外に出る機会が増えたのではないでしょうか。
ですが、入り口ではSafeEntryのチェックと体温測定が義務づけられ、1m間隔を守る、みんなマスクをしているなど、旧正月前の街並みとは大きく異なっていることに気づいた方も多いと思います。また、勤務形態も大きく変わり、会社に出勤する方、在宅勤務に切り替わる方、その混合型、という流れになるでしょう。また、在宅でも大丈夫となると女性が活躍できる場が増える可能性もあります。




テレワークが及ぼす思わぬ健康被害

自宅で働くメリットは通勤の手間がないことと、ある程度時間に融通がきくことでしょうが、逆に超過勤務になるリスクもあります。さらにパソコンやスマホを使う時間が著しく長くなり、ドライアイ、眼精疲労、肩こり、頭痛、腰痛が出現したり、運動不足になることも考えられます。そうなってくると今まで以上に自己管理が重要になってきます。



体調の自己管理がますます大切な時代へ

年に1回の健康診断や人間ドックを受けられて問題ないことを確認していくこと、女性であれば乳がん検診や子宮がん検診なども受けられることも大切でしょう。検診結果の推移を数年見ていくと糖尿病よりも高脂血症になっていく方が多いので、1回受けて安心するのではなく、定期的に受けてその変化を追っていきましょう。




これからの働き方は“疲れ眼” 対策が必要不可欠

スマホやパソコンの画面を見ていると瞬きの回数が1/4にまで減るといわれています。そのため、ドライアイ、眼精疲労も起こりやすくなりますので、適宜眼を休めることや目薬を使用していくようにしましょう。コンタクトレンズによって眼の乾燥感が悪化することもありますので、在宅のときはメガネなどを使用されることをお勧めします。



肩こり・腰痛は早めに解消策を

長時間同じ姿勢で座っていることにより、肩や腰にも深刻な影響を及ぼします。特に肩こりそして、肩こりからの頭痛はしつこく、消炎鎮痛剤がうまく効かないこともあります。内服薬やシップなどの処方もそうですが、外来で肩こりを和らげるような簡単なストレッチも指導できますので、実践していただけるとよいかと思います。



在宅勤務のストレス、体調不良を引き起こすことも

このような目に見える症状ばかりでなく、心の面でストレスが溜まってくる方も多くみられます。人間の身体は自分が思っている以上に精神的なストレスに弱く、不眠であったり、女性の場合は月経異常になる方もおられます。不安な気持ちをいかに解消させていくか? 心の中にとどめているよりは、診察を受けて安心して話を打ち明けるのもいいでしょう。人と話をすることもいい気分転換になります。



子どもの予防接種、そしてデング熱予防をお忘れなく!

さて、コロナが心配で医療機関から足が遠のいていないでしょうか。
そこで気にしなければならないのが定期的に打つべき予防接種が遅れてしまう可能性です。特にお子さんの予防接種のスケジュールは細かく分かれていますので、一つがずれることで全体の調整が必要になりかねません。コロナよりも死亡率の高い病気で予防接種が効果的なものは遅れず打つようにしましょう。



予防接種は、昔に流行したり、死亡率が高かったり後遺症の多かった病気に対してワクチンが作られ、多くの方が打っているので現在は大流行にならない状況になっています。お子さんに対して予防接種をしないということは、コロナの状況に対して自分はかかってもいいから気にしないで外に出かけると言っているようなものでしょう。


また、今年はデング熱の発生件数が例年の2倍のペースで増加しています。それに伴い政府から蚊よけスプレー配布が奨励され、弊院でも無料で提供していますのでご希望の方はお申し付けください。スプレーの成分であるDeetは小さいお子さんへの使用に注意が必要ですので、お渡し時に医師から説明をさせていただいています。




実際のところ、コロナはいつ収束するか全く不明です。今後も小さな流行は繰り返されるでしょう。ですが、少しでも事前の準備をして自分自身の体の調子が悪くなる可能性を最小限にしていきましょう。






教えてくれたのはこんな人

日本メディカルケア医師
佐藤健一 先生

日本プライマリ・ケア連合学会 専門医・指導医、College of Family Physicians Singapore会員。日本・シンガポールで家庭医として豊富な経験を持ち、幅広い疾患の診察を行う。




日本メディカルケア
グレニーグルス総合病院内にある日系クリニック。高度な医療設備へのアクセスがよく、ワンストップの医療サービスが受けられます。家庭医の佐藤先生は新生児からお年寄りまで、幅広く対応。産婦人科医の鍋島先生、助産師の松本さんは海外での妊活、妊娠出産、育児をサポート。



6A Napier Rd #03-31 Annexe Block Gleneagles Hospital(タングリン側植物園隣り)
☎ 6474-7707/6479-3722(健康診断/オンライン申込可)
受付時間:月~金 9:00~12:00、14:00~17:30 土 9:00~12:00 日祝休
時間外診療はグレニーグルス総合病院の24時間救急外来(英語診療)☎ 6470-5688
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