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【KOMABA便り】
日本の災害を海外でどのように伝えるか

海外キッズも“安心”
KOMABA便り

日本の災害を海外でどのように伝えるか

7月に熱海で発生した伊豆山土砂災害だけに止まらず、この原稿を書いている8月にも多くの豪雨による災害が日本各地で発生しています。コロナ禍に加えて予測困難な天災が日常生活を奪っている世の中。そしてどうやら子どもたちの未来においても避けることができない、もしくは更に困難な状況に陥っていくのでは、と多くの予測が立てられています。


私たちの学習塾KOMABAは東日本大震災をきっかけとして設立した塾です。ですから私たちは定期的に、または今回のような大きな災害が発生した時に防災教育を進めています。同時にボランティアや支援についても考えるような授業をして、災害に対してどう向き合うのが日本人なのか、という思いを伝え続けていますが、難しい面も多々あります。



例えば「大雨で川が氾濫し被害が出ています」というニュースを見たとします。当然、そこにいた人が無事だったのか、何件ぐらいの家に浸水したのか、ということに関心は向きますが、映像で大きく映し出されているのに「秋の稲刈りを前にした田んぼが広範囲にわたってダメになってしまった」ということにはなかなか気づくことができません。第1次産業が身近ではないシンガポールでの生活を物語っています。


教育が子どもたちの未来を築くためにあるのだとしたら、私は災害に対する教育は欠かせないと考えています。将来、増え続けている天災に遭ったり、コロナ禍のような誰も予想しなかった突然の事態に陥ったりしたとき、ただ悲観するのではなく強く乗り切っていく力。そのような力を子どもたちへ伝えていきたいです。





教えてくれたのはこんな人

石川晋太郎塾長
売れないバンドマンを経て、アフリカで小学校の先生に。当地では海外で暮らす子どもたちの教育をサポート。

自律と自立を育むシンガポールの学習塾 KOMABA
● 対象は幼児・小学生・中学生・高校生

〈オーチャード校〉
19 Tanglin Rd #03-01 Tanglin Shopping Centre
☎ 6736-0727
Email:komaba@cradle.asia
www.cradle.asia

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