mental care

【心ひも解くヒント】
なぜ人は嘘をつくのか

あなたは、嘘を見抜けますか?
また過信し過ぎて、嘘をついていない人を
決めつけたり、疑ってはいませんか?

あなたは嘘をついたことがありますか?
その答えが「いいえ」の方、その答え自体が「嘘」ですよね?


嘘についての研究はなかなか正確なデータを取ることが困難ですが、ある統計では、96%の人が過去か最近、あるいはときどき、なんらかの嘘をついています。


ここに含まれる嘘には、誰かを守ったり、傷つけないための目的も含まれますが、世の中の約半分の「嘘」は、全人口の5%の人によってつかれている、という報告もあります。言い換えると、5%の人は、頻繁にたくさんの嘘をついているということになります。<さて嘘をつく理由はどのようなことがあるでしょうか?

● 罰を受けないようにするため
● 今ある報酬や特別待遇を損失しないため
● 自己防衛
● プライバシーを守るため
● 騙すスリルを味わう
● 恥ずかしさをごまかす
● 相手に気を遣う

上記のいずれかにほとんどの場合は当てはまるはずです。


次に嘘を見抜くことは、一体どのくらいできると思いますか? 専門家や特殊能力を持つような人を除くと、(研究では)だいたい54%ほどの確立で、それが嘘だと見抜くようです。私たちは、結構日々騙されているんですね!


では、それでも「嘘かも?」と疑うべき、サインはあるのかということですが……あります。嘘をついている人は、下記のような傾向が見られます。

❶ 詳細が語れず、全体の話が抽象的過ぎる
❷ こちらが答える前に、矢次に質問をしたり、それを繰り返したりする
❸ 言っていることがロジカルでなく、一言だけとか、きちんと文章になっていない
❹ 一貫性がない部分を確認されると、どっちともとれない曖昧な答えをする
❺ 非言語の部分で落ち着きがなく忙しい(髪を触る、目が動き過ぎる、指で机を叩く、咳をする、貧乏ゆすりをするなど)
❻ 会話に興味がない、無関心、無表情
❼ 過度に真剣に考えている様子


嘘を見抜くのは難しいですが、一つの方法として勧められるのが、「その話を新しいものから過去に向かって話させる」というものがあります。 嘘をつくのは、実は真実を語ることよりも疲れて大変な作業ということが分かっています。そして、ストーリーは起こった順に語るほうが楽なのです。それを敢えて逆にさせることで、嘘をつく難度がさらに上がり、一貫性が保ちづらくなったり、曖昧になったりしやすく、加えて態度にも不自然さが表れやすいそうです。



This Month’s Hint(今月のヒント)

嘘を見抜く方法として他に「直感を信じるという」のもまんざら間違ってはいないようです。あくまでも「決めつけ」には注意して直感を研ぎ澄ませてみてください。



教えてくれたのはこんな人

山形千尋
BeeYrOwn心理士。(応用心理学修士・カウンセリング学修士)
オーストラリア・カウンセリング協会会員、シンガポール公認心理士。

BeeYrOwn Psychologist & Therapist
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☎ 9665-4572
Email: beeyrown@aim.com
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