mental care

【心ひも解くヒント】
DiSCタイプ

自己分析ツールで自分を客観的に理解 

「行動特性分析」のグローバルスタンダードともなっている「DiSC」。
これは対人関係において、人がどのような行動をとる傾向があるのかを分析する性格プロファイリングツールです。

「DiSC」には4タイプあります。

● 主導型 Dominanceの「赤」
● 感化型 influenceの「黄」
● 安定型 Steadinessの「緑」
● 慎重型 Conscientiousnessの「青」

プロファイリングの目的は、まず自己理解ですが、それにより相手のことも理解しやすくなり、その違いを把握することで、意志疎通を、より円滑に行え、関係が築きやすくなるなど、実用的に役立つというものです。

分析の仕方は、自分の取りやすい行動、取らない行動について、簡単な質問票に答え、そのパターンから、あなたが
「外交的/能動的/実行型 ⇔ 内向的/受動的/消極的」と
「タスク/問題重視型 ⇔ 人間関係重視型」の
2軸による4象限の、どこに位置するか見ます。(図参照)



例えば、「内向的/受動的/消極的」×「人間関係重視型」=緑(S:安定型)
Sのプロファイルとしては、安定が第一ですので、やり方や環境など変化は嫌いです。人と衝突したり、口論になるようなことを避け、協調性が高く、人やグループへの協力は惜しみません。決断力は弱く、積極性は低いです。基本的に佇まいや反応は落ち着いています。

このように自分のタイプが分かったら、対応を悩んでいたり、もっと親密になりたい相手はどのタイプなのかを探ってみましょう。

例えば、あなたの苦手な上司が、「内向的/受動的/消極的」×「タスク/問題重視型」=青(C:慎重型)だとします。あなたが、黄(I:感化型)であると仮定すれば、上司を苦手な理由は、きっとマイクロマネージメントや、融通が利かないことでしょう。その場合、上司や職場を変えられないのであれば、何事も前もって準備をし、詳細に手を抜かないようにします。できなかったことを、「忙しすぎる」「XXさんが手伝ってくれなかった」などと感情的に訴えても、理解してもらえないどころか、だらしない信頼のできない部下というレッテルを貼られるでしょう。それよりも「○○の部分が、抜けていました。このような業務は、自分は苦手です。ご指導願えますか?」と、ミス認め、次のアクションに意欲を見せることで、印象も良く、面倒を見てもらえます。

ちなみにCの人は、人がどう感じているかよりも、データや資料などの「事実」を重視、信用するので、この人が部下であったら、きっとあなたの苦手なところを補ってくれる右腕にもなるでしょう。どのタイプにしても、何かの縁があって出会ったのですから、人間観察の勉強や、人生経験と割り切り、その人のいい所を盗んで、あなたの次のステージに備えるとよいでしょう。




This Month’s Hint(今月のヒント)

「DiSC」のように既に研究がされ、活用されている理論を活用し、人間関係のストレスを軽減できるといいですね。




教えてくれたのはこんな人

山形千尋
BeeYrOwn心理士。(応用心理学修士・カウンセリング学修士)
オーストラリア・カウンセリング協会会員、シンガポール公認心理士。

BeeYrOwn Psychologist & Therapist
308 Telok Kurau Rd Vibes @ East Coast
☎ 9665-4572
Email: beeyrown@aim.com
http://beeyrown.blogspot.com
診療日:火、水、土(完全予約制)