#mental care

【心ひも解くヒント】
リスペクト(尊重)してもらうためには?

「自分は大切な存在」だと思えると、
視野も広がり、相手に精神的依存をしなくなります。

最も近いはずの人間関係 ―― 夫婦、親子、友人間において、自分は相手に大切にされていないと感じることがあります。もし、相互にリスペクトし合っていれば、些細な喧嘩や、意見の相違、嫌なことを乗り越えるのは難しいことではありません。むしろ、理解が深まり、相手のことをより信頼できるようになったり、自分も人間的に成長できたりもします。

「なぜ、リスペクトされていないと思うのですか?」と尋ねると、話を聞いてくれない、自分にうそをつく、自分よりも他の人を優先させたり、正しいと言うなど、いろいろな理由があるでしょう。今回は、そういった(自分にとって)相手の不快な態度を変えることではなく、自分自身に焦点を当て、どうすればリスペクトされる人間になれるか、そのために何ができるかを考えてみましょう。


● リスペクトされていない状態とはどのような状態かを知る
それが分からないと、相手もいつまでも、今のままが当然だと思い、その状態は継続します。

● 自分をリスペクトする
あなた自身が自分のことを好きではない、価値がない人間だと思っていては、相手も、いつの間にかそういう態度を取ってしまうことは致し方ないかもしれません。

● Noと言える
必要なときには、丁寧に相手を尊重しながら断ることも人生の不可欠なスキルです。

● 自分の気持ちを知る
“この人が私にさせようとしていること、期待していることを、自分は本当にしたいのか?’’を自身に尋ねてみましょう。これを後回しにしていると、相手に良いように使われてしまいます。

● 自分を大切にしてくれる人に時間を割く
とくにそれが新しい友人、恋人の際には、より注意が必要。このバランス が崩れると、大切な人を失くし、大して重要ではない人に無駄な時間と労力を使ってしまいます。

● 感情で反応(React)せず、意志を持って考えて応える(Respond)
日本語訳では、どちらも「反応」ですが、意味が大きく違います。気持ちに任せて衝動的なアクションを取らないようにしましょう。

● きちんと言葉にしてコミュニケーションを取る
察することができないのは、相手のせいでも、あなたのせいでもありません。夫婦(友達)なら、言わなくても分かるはずは、理想かおごりです。

● 距離的境界を設ける
人があなたを馬鹿にしたり、マウンティングを取ってきたり、失礼なことを言っ たりすることを黙って受け入れることは優しさや、良いことではありません。


逆に言えば上記と反対のことをしていると、相手からリスペクトされにくいということになりますね。まずは、自分自身を認められるところを探し、ポジティブな気持ちで上記を1つ1つ満たしていきましょう。




This Month’s Hint(今月のヒント)

自分をリスペクトしてくれない相手との関係をずっと続けていくのは、辛く空し いことです。そのこと自体が、セルフリスペクトがないということでもあります。




教えてくれたのはこんな人

山形千尋
BeeYrOwn 心理士。シンガポール心理学会公認心理士。
オーストラリア・カウンセリング協会員。
(応用心理学修士、教育カウンセリング学士)

BeeYrOwn Psychologist & Counsellor
308 Telok Kurau Rd Vibes @ East Coast
☎ 9665-4572
Email: beeyrown@aim.com
http://beeyrown.blogspot.com
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