mental care

【心ひも解くヒント】
セルフセラピー

20分の「ミニ内観」
向き合うことで今の自分を
客観視してみましょう

 
まず目を瞑り、何度かゆっくりと深呼吸をしてください。
心が落ち着いたところで、あなたのこれまでの人生で「今のあなたに大きく影響を及ぼした経験・事柄」を3つ考えてみましょう。

 
人生観を変えた、想像もしてない自分になるきっかけとなった、それまで重要だと思っていなかったことの重要性に気がついた、反対に大切に思っていたことが大して意味のないものであることを認識したなど、人によってさまざまです。
急いで探す必要はありません。ゆっくりと、必要なだけ時間をかけてください。次に、自らに問いかけ、答えを探します。


―― それは何でしたか?
―― いつごろのことですか?
―― 誰かの言葉、あるいはその人の存在ですか?
―― 特別な誰かとの出会いや、別れでしょうか?それとも出来事や環境の変化などでしょうか?
―― それは、ポジティブなものですか?ネガティブなものですか?
―― 長期的にみた場合、見解が変わりますか? 変わりましたか?
―― その出来事は避けたり、違う選択をすることができることだったでしょうか?


一つひとつ、丁寧に答えてみましょう。
そして、もう一度目を瞑り、先ほどよりもさらにゆっくりと深呼吸をしながら、自分の答えを、深いところまで落としていってください。そのとき、何か身体に感じるものや、変化がある身体の部位はありましたか? 例えば、胸がきゅーっと締め付けられるとか、顔が熱くなるとか、または身体全体がひんやりとするなど、こうであるべき正解はありません。もしかすると不思議なくらい何も感じない人もいるかもしれません。


最後に、あなたが身体に感じているもの、頭に浮かんだ考え、心に感じる感情を、全部ひとつに統合するイメージをします。このとき、ぼこぼこと、おさまり悪い形状や、尖っていて、近くに置きたくない感覚があれば、それはどこをどうすれば、心地よい形になり、すっきりとするのか、深呼吸をしながら、ゆっくりと導いていきます。このとき、あなたが平安な気持ちになれる言葉やイメージを意識しながら作業をするのも良いでしょう。


一連の作業が終わって、なにか自分に訴えてくるものがあれば、それをできるだけ早く行動に移してみましょう。小さなステップでも構いません。





This Month’s Hint(今月のヒント)

心を開放して、耳を澄ますと、いつもは気づかないことに気づかされることがあります。今を変えるのは、案外易しいことかもしれません。もし大きすぎる障害や困難がそれを邪魔している場合は、セラピストの力を借りてください。




教えてくれたのはこんな人

山形千尋
BeeYrOwn心理士。(応用心理学修士・カウンセリング学修士)
オーストラリア・カウンセリング協会会員、シンガポール公認心理士。