#Life Conscious

【小さなキヅキのススメ】
スピリットからのメッセージ

今日のキヅキ

スピリットからのメッセージ

死んだら私、どうなるの?
亡くなったおじいさんやおばあさんは、どこにいるの?
こんな疑問、誰しも持ったことがあるでしょう。
小さい頃からこれが気になって仕方がなかった、という方も。


欧米そして日本には、「ミディアム(霊媒)」という人たちがいます。スピリットワールド(霊界)と現世の間に立つ人という意味で、故人の方からのメッセージを地上の方にお伝えする仕事です。人となりや家族構成、死因、共通の思い出など、その故人を特定する確固とした証拠(エビデンス)を取ってから、地上の方へのメッセージをいただきます。


私がこの勉強を始めたきっかけは、一人のミディアムとの出会いでした。初対面のミディアムは、100歳で他界した私の祖母と繋がっている「証拠」を細かく伝えてくれました。祖母が車椅子に乗り、お気に入りの藤色の着物姿でその場に現れていること、耳が不自由なこと、幼い頃の私に浴衣を縫ってくれた思い出、晩年に私が一人でお見舞いに行ったことなど、明らかに祖母がそこにいる、そう信じるに足る情報でした。そればかりか、祖母は自身の死後に家族の中で起こった大きな出来事も把握しており、「あの時はよく頑張ったね」と労ってくれたときには、嬉しさで大号泣。まさに肉体の死後も、祖母の魂は存在していました。


故人との再会のお手伝いをしたい、そして故人の魂と、地上に残された家族の心を癒すお手伝いがしたい、そう思った私はミディアムシップ(霊界通信)を勉強すべく、毎年、本場英国のArthur Findlay College(AFC)に通っています。そこではさまざまなコースが開かれ、毎週世界各国から約80人のミディアムやミディアム予備軍がトレーニングに訪れます。


実はこの世界でいう「死」が意味するものは「肉体の死」生きている私たちは、「肉体を纏った魂の存在」、そして死後は「魂だけの存在」になり、祖母のように、愛する孫を見守りメッセージを伝えてくれるのです。霊界通信は人間だけに限ったことではありません。アニマル・コミュニケーションといって、虹の橋を渡った愛するペットたちからのメッセージを伝えるミディアムもいますし、前述の英国AFCでは、それ専門のコースもあります。ペットは人間ほど複雑な感情や思考はありませんので、伝えてくれる情報は、「あの赤いおもちゃが好きだった」「パパが帰ってくるのが楽しみだった」「ボク、もうどこも痛くないよ」、そんな純粋で単純なメッセージですが、ペットの魂が元気に存在してくれること自体、飼い主にとっては本当に嬉しいことですね。




● まとめ ●

肉体を失くして魂だけの存在になった愛する人たちは、今もなお、スピリットワールド(霊界)から私たちを見守ってくれています。ミディアムシップはその存在を確認する一つの手段かもしれません。実は、ご自分でもその存在を感じることはできます。お盆やお彼岸の時期だけでなくとも、彼らはいつも傍にいてくれるので、助けが必要なときはどうぞ想いを寄せてください。きっと温かく寄り添ってくれるに違いありません。



教えてくれたのはこんな人

佐野 仁美
「LA VITA」代表。バッチ財団登録プラクティショナー・ティーチャー、シンガポール登録心理カウンセラー、スピリチュアリストなどとして活躍。
大手金融機関で25年に及ぶ会社員生活を経て、心理学や哲学などさまざまな学問を学び、心の癒しのお仕事へ。


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