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【News Digest】
2021年2月16日~2021年3月15日

-Singapore-
時事速報ピックアップ

日々最新の情報を全国に配信する時事通信社より、シンガポールに関する最近のニュースをピックアップしてお届けします。




● 高級ホテル「モンドリアン」開業へ=仏アコーがシンガポールで

 仏ホテル運営大手アコーホテルズは2月19日、高級ホテルブランド「モンドリアン」をシンガポールで開業すると発表した。アコーはシンガポールで老舗高級ホテル「ラッフルズ・ホテル」、ソフィテル、格安系Ibis(イビス)など計25軒を運営しているが、モンドリアン投入は初めてとなる。

 モンドリアン・シンガポールは中心部ダクストンヒルに位置する。伝統的な店舗兼住宅ショップハウスをイメージした建物もある。クレイグ・ロード・プロパティー・ホールディングスが建設し、2023年初めまでの開業を見込む。

 新型コロナウイルス流行により、シンガポールでもホテル業界は深刻な打撃を受けている。ただ、アコーは「今回のモンドリアン投入の動きはシンガポール観光業(の先行き)に信頼を寄せていることの証左だ」と説明した。





● 日本初のバクテー専門店、フランチャイズ加盟店募集=シンガポールの名物料理

 日本初の肉骨茶(バクテー)専門店「新加坡肉骨茶(シンガポールバクテー)」を東京都と神奈川県で展開するクロスロード・ファクトリー(東京都港区)は、フランチャイズ加盟店を新たに募集する。新型コロナウイルス感染拡大で影響を受けた飲食店を支援する狙いもあるという。

 肉骨茶とは、骨付きスペアリブをニンニクや漢方薬など煮込んだスープ。シンガポールではコショウの効いた透明なスープで提供され、名物料理の一つになっている。もともとは肉体労働者として移民した中華系住民の朝食として食べられていた。近年は2019年公開のシンガポールのエリック・クー監督、斎藤工さん主演の映画「家族のレシピ」にも登場し、日本での知名度が高まっている。

 新加坡肉骨茶は17年創業。本場の味を研究したオリジナルの肉骨茶を提供している。

 今回の加盟店募集では、これまでの一般的なフランチャイズではなく、オリジナルメニューや安定した味のための原材料提供、提供開始までの調理サポート、ブランドロゴやロゴ入り器、ランチマット、メニュー表なども含めたパッケージとして提供する。肉骨茶をベースとしたカレーやラーメンなどのオリジナルメニューのレシピも提供可能という。





● 違法路上カーレースで31人逮捕=18~20年に

 シンガポールのファイシャル・イブラヒム国務相(内務担当)は3月4日議会で、2018~20年に路上での違法カーレースで31人が逮捕、起訴されたと明らかにした。また15~17年には違法カーレース5件が摘発され、10人が有罪判決を受けたという。

 中心部タンジョンパガーロードで2月13日未明、猛スピードで走行していた乗用車が建物に衝突し、炎上する事故があった。乗車していた26~29歳の男性5人が焼死、助けようとした女性1人が重度のやけどを負った。過去10年で最悪の交通事故となった。タンジョンパガーロード周辺では、週末の深夜や早朝に高速で走る車に関する苦情が住民からたびたび寄せられていた。

 ファイシャル国務相によると、違法路上レースが行われるのは、北部セレターリンクや北西部リムチューカンロードが多い。交通警察がこの地域一帯での取り締まり活動を強化している。

 違法カーレースで逮捕された場合、禁錮刑が必ず科される。罰金や車両没収も適用される可能性もある。初犯の場合は最高で禁錮6月と罰金1000~2000シンガポールドル(以下ドル、8~16万円)、再犯の場合は禁錮1年と罰金2000~3000ドル。





● 観光旅行、21年後半にも回復=出張需要は戻り鈍い-IATA事務局長

 国際航空運送協会(IATA)のジュニアック事務局長は、個人、観光旅行が2021年後半から回復するだろうとの見通しを示した。しかし、業務や会議のデジタル化が進み出張需要の回復は遅れる見通しで、21年末の航空旅客輸送量が新型コロナウイルス感染拡大以前の水準にまで戻ることはないと指摘した。シンガポールのストレーツ・タイムズ紙(A1面)とのインタビューで語った。

 IATAには、世界の航空量の82%を占める航空会社290社が加盟している。

 ジュニアック事務局長は、5月か6月には航空旅客輸送回復の兆しがみられるだろうとの予想を示した。また、IATAは世界33カ国・地域での国境再開と国際線就航に関して協議中だと述べ、人々の空の旅に対する欲求は非常に高まっていると指摘する。一方で、「多くの企業が業務や会議をデジタルに移行したことで、出張需要は回復に12~18カ月かかるだろう」との見通しを示した。

 さらに、国境が段階的に再開しても、新型コロナウイルス変異株の感染拡大で、多くの国では依然として緊急事態にあることから、航空旅客輸送需要は21年末時点では新型コロナ前の水準には戻らないだろうと述べた。しかし、需要回復はアジア太平洋地域でもっとも早く、特に中国は米国を抜いていると分析した。





● 中国人愛人と兄を偽装結婚=男らに禁錮刑

 シンガポールの裁判所で、愛人関係にあった中国人の女(34)と自分の兄とを虚偽の申請により偽装結婚させ、移民法に違反したとして、シンガポール人のパン・ベンリー被告(46)と女に禁錮刑が言い渡された。入国管理局(ICA)が3月11日発表した。

 刑期は、パン被告が12月2週、中国人のチン・ハクシン被告が10月2週。パン被告の兄は昨年4月に死亡したため不起訴となった。

 ICAによると、両被告は2013年にマレーシアで出会ったが、パンに妻子がいたため結婚できなかった。シンガポールで関係を続けるため、当時離婚して新たな住居を必要としていた兄にチン被告との偽装結婚を持ちかけ、17年9月に結婚。兄にも、結婚すれば公団住宅助成を得られるメリットがあった。

 偽装結婚は最高で罰金1万シンガポールドル(以下ドル、約80万円)と禁錮10年が科される。入国申請に関する偽証は、最高で罰金4000ドルと禁錮1年が科される。ICAは不法に滞在するための偽装結婚や虚偽の申請を厳しく取り締まる姿勢を強調した。








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