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【News Digest】
2021年5月16日~2021年6月15日

-Singapore-
時事速報ピックアップ

日々最新の情報を全国に配信する時事通信社より、シンガポールに関する最近のニュースをピックアップしてお届けします。




● 食後の食器返却を義務化、9月以降は罰則=屋台村やフードコートで

 シンガポール環境庁(NEA)は6月1日、国内すべてのホーカーセンター(公営屋台村)、コーヒーショップ(民間屋台村)、フードコートで、食後に食器やトレーを利用者が片付けることを義務化した。9月1日以降は罰則を導入する。

 6月1日以降は、新型コロナウイルス安全規定を取り締まるセーフ・ディスタンシング・アンバサダーやSGクリーン・アンバサダー、地域のボランティア、NEA職員などがホーカーセンターを巡回。食後の使用済み食器やトレー、紙、食べかすなどの片付けを行っているかを見回る。

 8月31日までは違反者に忠告が出されるのみだが、9月1日以降に食後のテーブルを片付けない食事客は、以前からあるごみのポイ捨てなどを禁じた環境公衆衛生法違反で罰せられる。初犯の場合は警告書交付のみだが、再犯の場合は反則金や法廷での罰金刑が科される可能性がある。

 シンガポール食品庁(SFA)もNEAと提携し、21年第4四半期(10~12月)より段階的にコーヒーショップやフードコートなどでの食器返還監視を開始する。

 NEAによると、2月6日より新型コロナ感染拡大など公衆衛生の危機に際して、食事客や清掃担当者を守るため、食べ終わった食器を自ら片付けるキャンペーンを展開してきた。しかし、返還率はキャンペーン前の33%から35%にわずかに上昇しただけで、大きな効果を挙げられなかったため、義務化を決めた。





● 守秘義務違反で公務員起訴=コロナ規制緩和情報を漏えい

 シンガポールの新型コロナウイルス対策「サーキットブレーカー」(2020年4~6月)後の規制緩和情報を漏えいしたとして、公務員の男(51)が公務員守秘義務法(OSA)違反で起訴された。警察が発表した。

 漏えいした情報は、コロナ対策を一部緩和して経済活動再開を進める「フェーズ2(第2段階)」に関するものだった。男は職務上得た情報をメッセージアプリ「ワッツアップ」で一部の仲間と共有。情報はその後、SNS上に幅広く拡散された。5月20日付のストレーツ・タイムズ紙(B1面)によると、男は国立図書館局(NLB)の副ディレクターだった。

 有罪の場合、最高で罰金2000シンガポールドル(約16万円)と禁錮2年が科される可能性がある。





● 船遊びの英国人8人、就労禁止に=コロナ集会制限に違反

 シンガポールの裁判所は5月20日、2020年12月に10人で借りたクルーザーで出港し、新型コロナウイルス感染対策で定められていた集会制限(当時は5人)に違反したとして、英国人8人に1人3000シンガポールドル(以下ドル、約24万円)の罰金を科した。人材開発省(MOM)は、8人がシンガポールで就労することを禁じる処分を下した。21日付のストレーツ・タイムズ紙(A7面)が報じた。

 8人が持っていた就労ビザは雇用主の申請を受けて既に無効にされたという。

 起訴された10人のうち、英国人1人と永住者1人は3月に有罪が確定。1人3000ドルの罰金と、就労ビザの取り消し、永住者の再入国許可証有効期限短縮の処分を受けた。

 ストレーツ・タイムズ紙によると、10人は12月26日にクルーザーで南部セントーサ島から出港。乗船前に船長から、5人ずつ2グループで船の前方と後方に分かれて乗船し、遊泳と食事以外では常にマスクを着用し、グループ間で交流しないよう指示された。しかし10人は従わず、南部ラザルス島沖合でマスクを外して踊ったり交流したりしていたという。ラザルス島を訪れていた人々がその様子を撮影。写真やビデオがSNSで拡散され、違反が明らかになった。

 新型コロナ感染防止法に違反し有罪が確定した場合、最長で禁錮6月か最高1万ドルの罰金、または両方が科され、就労ビザが取り消される可能性がある。





● シンガポール観光局、サイトでPR=キャラクターにウルトラマン起用

 シンガポール政府観光局(STB)は6月1日、日本政府観光局(JNTO)と共同で両国への相互の訪問意欲を喚起するキャンペーン事業「SJ55」の専用サイトを公開した。新型コロナウイルスの影響で移動の制限がある状況を踏まえ、日本国内や自宅でシンガポールを身近に感じられるオンラインの施策7点を発表した。

 施策の一環として、ウルトラマンをイメージキャラクターに起用。「シンガポール・リイマジン・ウルトラマン」と名付けたキャンペーンを2022年末まで実施する。

 JTBは、昨年から実施しているバーチャルツアーについて、シンガポールの魅力を家庭で感じられるよう内容を新たにしながら計画、実施する。

 ゲーム企業ブシロードはDJをテーマにアニメやゲーム、コンサートなど多媒体でコンテンツを展開するプロジェクト「D4DJ」のスマホ向けゲーム「グルービーミックス」でシンガポールを舞台にしたシナリオを展開。共同マーケティング施策を実施する。

 米動画配信サービス大手ネットフリックスは日本国内向けにシンガポール映画「悩める青春のススメ」「ホームラン」「881歌え!パパイヤ」「すばらしき大世界」「サヤン・ディサヤン:愛しき人よ」「私たちの歌:新謡が紡いだ時代」の計6作品を23年7月末まで配信する。

 この他、各施策の詳細はSTBのSJ55専用サイト(https://www.visitsingapore.com/ja_jp/deals/#!tag1)で確認できる。





● 中国警察なりすまし詐欺で男2人起訴=「受け子」役で23万ドルを集める

 シンガポール警察は、中国警察なりすまし詐欺で被害者から23万シンガポールドル(以下ドル、約1900万円)をだまし取ったとして、受け子役の2人の男を起訴した。

 中国警察なりすまし詐欺とは、中国警察を名乗る者が電話で資金洗浄の疑いがあると被害者に告げ、「違法行為で得た金ではない」ことを証明するため、被害者に現金を要求するという手口。

 警察は2020年7月18~29日の間に5人からの通報を受け捜査していた。だまし取られた被害総額は158万ドルに上るという。

 起訴されたウン・ジーハウ被告(46)とチウ・メントン被告(48)はフェイスブックでの300ドルでの配送員募集の求人に応募。その後通話アプリ「ワッツアップ」のグループに加えられ、主犯の指示通りに動いていた。2人は5人の被害者のうち3人から23万ドルを受け取り、見知らぬ人物に手渡していた。手数料として総額1万5700ドルを受け取ったが、捜査中に全額警察に提出している。

 有罪が確定すると、最長10年の禁錮刑か最高50万ドルの罰金刑、または両方が科される可能性がある。








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