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【美肌相談サロン】
脂性敏感肌

脂性敏感肌
オイリーなお肌の注意点

Fさんは、4か月になるお子さんのママ。角栓ケアができるRFフェイシャルで、毎月土曜日にサロン通いを始めたばかりです。


私:お顔が赤いですね。先月のフェイシャルのとき、同じような状態のお肌であれば、チャートに記録を残すのですが、記載がありません。何か心当たりはありますか?


F:時々こんなふうになります。今回は日焼け止めを変えたら、赤くなってしまいました。痒みも感じたので、使い慣れたものに戻しました。同じメーカーで、それは赤ちゃんも使えるということだったのに。


私:デリケートな赤ちゃんのお肌にも使えると聞いて、大人のお肌にも優しいイメージを持たれるのだと思います。時々赤くなってしまうデリケートなFさんのお肌と、赤ちゃんのお肌とは少し違いますよ。


F:合わなかったのはどうしてなの?


私:赤ちゃんのお肌は、水分量はたっぷりとありますが、皮脂の分泌は未熟で乾燥しやすいです。汗疹やオムツかぶれ防止に、保湿剤は欠かせません。赤ちゃんも使える日焼け止めは、脂性肌のFさんには油分が多過ぎたのでしょう。


F:なるほど。


私:脂性肌で、お肌に赤みのある人は多いです。肌に合わない化粧品の他に、こんな原因があります。

① 紫外線
紫外線によって皮脂は酸化すると、お肌に有害に働きます。皮脂が分泌しやすい脂性肌は、酸化のダメージを起こしやすく、軽い炎症を起こして赤みとなります。

② 摩擦
皮脂はお肌のバリア機能を担っています。脂性肌だからと、洗浄力の強い洗顔剤や擦る洗顔、化粧水だけで保湿が不足などは、お肌の赤みやニキビの原因となります。お肌のバリア機能が弱っている状態です。程よく皮脂を洗顔して保湿をする塩梅が、脂性肌の人にはとても大切です。


F:油分の多い化粧品で赤くなったり、バリアを弱くするようなお手入れで、私のお肌は赤くなるのね。この前のフェイシャルでのアドバイス、「お手入れは全てハンドプレス」は頑張りました!


私:お化粧水や乳液、クリームのハンドプレスを実践するのは一般的ですよね。クレンジングを馴染ませるときにも、ハンドプレスでお肌に染み込ませるようにするのがお勧めです!お肌に優しいだけではなく、しっかりメイクも落とせると思います。前回、気になっていた鼻の角栓ですが、今日はナノスチームの後、お取りする量が少なかったですね。「お手入れはハンドプレス」の効果かしら?


F:嬉しい! でもまだ悩みが尽きません……。お肌に赤みが出て敏感になっていなくても、皮脂が出やすいせいで化粧崩れがひどくて。何とかならないかな。


私:次は、ビタミンC誘導体を導入するフェイシャルをやってみませんか? ビタミンC誘導体は、メラニン色素沈着の還元作用(美白効果)だけではなく、皮脂の過剰分泌を抑制する効果もありますから。ビタミンC誘導体配合の美容液や化粧水をお手入れに加えるのもいいですよ。


F:はい!




Point check!

脂性肌の人は、お肌の皮脂を味方にしましょう。加齢とともに女性は、皮脂が出にくくなってシワが目立ちやすくなります。脂性肌は老化しにくい肌質です!





教えてくれたのはこんな人

佐藤 薫
エステティシャン。ご主人の独立を機に、1996年より駐妻から一転し、エステサロン「マルリー」の経営者に。日本人ならではのきめ細かなカウンセリングとサービスでファン多し。

MARLY ESTHETIC SALON
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