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【美肌相談サロン】
紫外線のダメージ

紫外線のダメージ
-「日焼け止め」だけでは防げない!

Gさんは、2回目のフェイシャル。前回は増えてきたシミのケアでIPLをご希望でしたが、日焼け後だったため、ビタミンC導入のコースを受けていただきました。


G:先日は、IPLの予約前の1週間は日焼け厳禁と連絡をいただいていましたが、ヒリヒリするような日焼けをしなければ大丈夫だと思ってしまい失敗しました。


私:そうでしたね!さあ施術とお肌を拝見すると、明らかにお肌に赤みがあって日焼けをしている様子でした。テニスをして数日後と分かり、私の説明不足でした。テニスなどの炎天下でのスポーツや行事で、日常紫外線以上に、お肌が紫外線のダメージを受けてしまった直後1週間のIPLはお勧めしません。


G:それでビタミンC導入のフェイシャルをして帰ったら、夫にお肌が白くなったねと言われたの。今日こそIPL初挑戦、楽しみです!


私:紫外線を浴びるとお肌は酸化に傾き、光老化が促進。そのようなときは、抗酸化作用のあるビタミンC導入のフェイシャルが最適です。ビタミンCの持つメラニン還元作用(美白)も期待できます。ビタミンC誘導体配合のお化粧品や、ビタミンCをはじめ抗酸化作用のある食材やサプリメントを摂るのもいいですよ。


G:日焼け止めはテニスのとき、頑張って付けているけれど黒くなりやすいなあ。


私:日本人のお肌の紫外線に対する感受性は、紫外線で赤くなり日焼け肌になると言われています。程度の差があり、赤くなりやすくあまり濃く日焼けしないケースと、あまり赤くならず濃く日焼けしてしまうケースがあります。


G:私はあまり赤くならずですね。


私:気が付かないぐらいの赤みでも確実に紫外線のダメージを受けているでしょう。ダメージの蓄積で、シミやシワが作られるので、予防としてできることは実践したいものです。ポイントは、UV対策と保湿ケアが互いに影響し合っていること。


G:詳しく教えて!


私:UV対策として日焼け止めを付けるだけでは不十分。日焼け止めの効果は、お肌1センチ四方に日焼け止め2ミリグラムを付けて得られます。お顔だけでブルーベリー2粒ぐらい。汗や皮脂で、日焼け止めがお肌に密着し続けるのは難しいし、日焼け止め兼用の化粧下地ですと、使用量が少ないですよね。日焼け止めだけで紫外線を遮断するのは無理です。衣類や帽子、日傘で遮断することを優先しましょう。サングラス、日陰も利用してくださいね。


G:子どもとプールで遊ぶのも日常で、今以上にシミを増やしたくないから、日焼け止めはたっぷり付けますが、帽子はかぶりません。周りの人たちは誰も帽子をかぶっていないし……。でも日焼けしてシミを作りたくないなら、意識改革しなくちゃ。


私:それから紫外線は、お肌の保湿成分の分解を促進させ、乾燥しやすくします。お肌のバリア機能が弱くなり、さらに紫外線のダメージを受けやすくなります。日頃の保湿ケアは、紫外線のダメージを防ぐ手段と言えます。
❶ 万全なUV対策で紫外線を遮断
❷ 日頃の保湿ケアでお肌に紫外線のダメージを与えない

この2つがポイントです。


G:分かりました!




Point check!

日焼けをしにくいお肌は、「紫外線遮断」と「潤いのあるお肌作り」にアリ!





教えてくれたのはこんな人

佐藤 薫
エステティシャン。ご主人の独立を機に、1996年より駐妻から一転し、エステサロン「マルリー」の経営者に。日本人ならではのきめ細かなカウンセリングとサービスでファン多し。

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