#ライフスタイル

【MUS.za × LE PONT】
Raffles Hotel Singapore CHARM Collection

伝統と格式に包まれた憧れのホテルへご招待
記憶に残る優雅なひとときをチャームとともに

ラッフルズホテル内アーケード「#01-01」に店を構える「MUS.za」は、世界中のセレブから愛されるジュエリーショップ。



30年にわたり宝飾業界に携わる「MUS.za」オーナーのエスターさんの審美眼と、日本が誇る熟練職人の匠技が出会い、持てるセンスと技術を結集して生み出されたのが、ラッフルズホテルを象徴するアイコンをモチーフにした8種のチャーム。



ラッフルズホテルを象徴するアイコンのチャーム。
■ チャーム($500/シルバー)
■ ブレスレット($1,000/シルバー:ローズゴールドまたはホワイトゴールド)




8つのチャームには「ラッフルズホテルシンガポール」の歴史に紐づいており、各モチーフに意味が込められています。また、各チャームが関係しているホテルの場所を示すマップ。

● シンガポールスリング:エナジー・出会い
● MUS.za:優雅
● 椰子の木:家族愛
● 噴水:富・繁栄
● タイガー:リーダーシップ・勇気
● ホテルロゴ:進歩・復活力
● ドアマン:幸運・忠誠心
● ホースシューズ:幸運・厄除け



女ゴコロをくすぐる麗しのラッフルズモチーフと、細部までこだわった緻密な手作業で、名門の気品を見事に表現しています。



第一印象の愛らしさもさることながら、見つめるほどに感動が沸き起こる細部の美しさたるや、一流職人の成せる技。



日本の職人技で、ラッフルズの気品を見事に演出し、いつまでも大切に使いたい最愛ジュエリーが出来上がりました。



シンガポールと日本、その架け橋になったのは「LE PONT」ファウンダーのレイコさん。日本の優れた伝統技術や食文化を海外に紹介しており、ラッフルズホテルで長く愛されるジュエリーショップ「MUS.za」代表のエスターさんとの運命的な出会いからコラボレーションが始まりました。ショップ前のホテル中庭にてエスターさん(右)とレイコさん(左)。





一生モノのジュエリーとともに過ごすラグジュアリーなひとときは、最高の思い出になること間違いなし。







創業70周年を迎える工房の職人スピリット
至高の技術力をもっと世界に広めたい

ラッフルズアーケードの「MUS.za」代表のエスターさん、そして日本文化を海外に発信する「LE PONT」のレイコさんが出会い、始まったこのプロジェクト。レイコさんが制作を依頼したのは、東京は千住の地で職人技を継承し、ティファニーなどのハイブランドも手掛けるジュエリー工房「SHIINA FACTORY」。今回はレイコさん、そして工房側の椎名さんと古川さんに制作秘話を伺いました。



(左)SHIINA FACTORY代表 椎名直之さん
工房三代目としてアクセサリーの金属加工を専門に行う職人。

(中央)TOKYO町工場HUB代表 古川拓さん
東京の町工場の商品開発や新規事業を総合的にサポート。

(右)LE PONT代表 レイコさん
日本の優れた伝統技術を紹介し、輸出入の橋渡しを行う。


—Interview—

椎名さん(以下S):最初に「MUS.za」からデザイン画をもらったときは正直びっくりしました。イラストベースの依頼が少ないというのもありますが、原画で求められている緻密さを金型で表現するにはいろいろ制約があり、データを起こすのに苦労しましたね。

「MUS.za」から届いたデザイン画


レイコさん(以下R):私は工房と「MUS.za」の間で調整役だったのですが、1つのチャームにそれぞれ3つも試作品を作っていただいて本当に感謝しています。

デザイン画をもとに椎名さんが作成したデータ


データをもとに作った金型。金型をスタンプのように金属板に押し付け、プレス加工でチャームの原型を。職人がすべて手作業で行うため、細部まで美しい仕上がり!

古川さん(以下F):「色入れ」も大変でしたよね。

R:例えばドアマンの肌の色。最初に仕上がったのは日本人のような肌色で実際とギャップがあったんです。職人さんはドアマンの写真を見ながら試行錯誤してくださり、「MUS.za」と何度も調整しました。

S:今回、色の素材は「樹脂エポキシ」を使いました。日本の職人が手掛ける「色入れ」は手作業で、出したい色を一から創り出し、繊細な色の美しさを出せるんです。

F:マニュアルで色を練って調合する作業は、まさに職人の勘があってこそ。さらにこの色を小さな注射器で入れていき、1色入れるごとに10時間窯で焼くという手間暇をかけています。

R:印刷でシールのようにペタッと色を乗せてしまえば安くて簡単。でも私はラッフルズホテルのイメージを大切に、「本物」のジュエリーを作りたかったんです。ハイブランドも手掛ける日本の職人さんたちと一緒に。日本の優れた職人技は本当に奥深いもの。それを海外でもっと知ってほしいと思い、私は「LE PONT」 を立ち上げました。海外に広めたい想いは、偶然にも椎名さんたちも同じだったんですよね。

抜き型を用いて型を抜き、注射器を使い、緻密な作業で色入れ!

F:東京の町工場のピークは1990年、その後はグローバル化で海外の工場への発注がメインとなり、町工場の3/4が閉鎖に追い込まれてしまいました。そんななか「SHIINA FACTORY」は今、大転換期を迎えているんです。これまで工場はメーカーとだけ仕事をしてきましたが、ビジョンのあるクリエーターさんとの仕事や海外の案件など、もっと門戸を広げていきたいと思っています。

S:一流ブランドであっても、どこの商品であっても同じ、職人は一生懸命やるだけです。表舞台に出ることはほとんどありません。ですが、今回のようにシンガポールのラッフルズホテルでこんな風に扱ってもらえて、純粋にうれしいです。

R:椎名さんは何代目なんでしたっけ?

S:三代目です。子どもの頃から見ている二代目の仕事は本当にすごいと思います。77歳の今も工具に埋もれるように、工房の一部になって働いています。私は外回りをしたりもしますが、できる限りそばで仕事をしていたいと思っています。

高い技術力に定評がある二代目


今年70周年を迎える「SHIINA FACTORY」。三代にわたり受け継がれる技術力は海外でも高く評価され、NHKワールドなどで紹介されたことも。
レイコさんはその職人魂を感じさせる製品をシンガポールに届け、人々の交流のきっかけとなればと語ります。
今後の展開もお楽しみに!




お店の情報

◎ MUS.za

住所 328 North Bridge Rd #01-01 Raffles Arcade
電話番号 6261-4071
営業時間 11:00~18:00
定休日 月曜


◎ LE PONT

Email info@lepont.com.sg(日本語可)
WEB LE PONTオンラインショップ☟


◎ Raffles Hotel Singapore

住所 1 Beach Rd
電話番号 6337-1886
Email singapore@raffles.com
WEB www.rafflessingapore.com

※2021年4月1日時点の情報です。


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