#レッスン

【この師から学びたい!先生の素顔が垣間見えるQ&A】
Liu Xiang Tea Craft
留香茶藝学院・リュウシャンチャゲイ学院

日本語堪能で、優しくお茶目な一面も魅力
シンガポール現代茶芸の第一人者・李 自強 先生

創業32年の「留香茶藝学院」は、中国茶を本格的に学べる茶芸教室。設立者である李先生は、「留香茶藝流派」の家元としてシンガポール現代茶芸を世界へ広めてきました。

一見、厳格なようですが、実はとてもフレンドリーなお人柄でレッスン中に生徒さんの赤ちゃんをあやしてくれることもあるとか。
日本語がご堪能なので、シンガポールらしい習い事をしてみたいけれど、言葉の壁が心配な方も安心ですね。



そんな李先生の素顔に迫るインタビューをお届けします!

Q1.「留香茶芸流派」を創設しようと思ったきっかけは何ですか?



もっと綺麗なお茶の淹れ方を中華民族に広めたいと思ったからです。

1990年代の中華民族のお茶の淹れ方のイメージは、味と香りを重視してフォームを気にしないため、あまり美しいとは言えませんでした。
また、テーブルディスプレイも優雅さに欠けました。
そこで私は、華僑と台湾のお茶の淹れ方を参考にし、シンガポール現代茶芸として「留香茶藝流派」というオリジナルの流派を作ったのです。

「和・愛・謙・静」の精神を大切にし、動と静、視覚と味覚の芸術、伝統文化とトレンドを融合させました。





Q2. このお仕事をしていて楽しいと思うことは何ですか?

シンガポールにはプラナカン文化などもありますが、やはり中華文化が色濃く残っています。
その地で、若い世代や外国人に向けて、中華文化の伝達にひと役買えていることに誇りを持っています。
中国の体制により一掃された文化を再び広めることができていることが嬉しいです。
最近のシンガポール人はお金に余裕が生まれ、茶芸を含む伝統文化や芸術を学ぶことを愉しむ人が増えていると感じます。




Q3. 李先生ご自身の強みを教えてください。

私は元々デザイナーの仕事をしていたので、芸術的なセンスがあると自負しています。
「留香茶藝流派」はテーブルディスプレイにも大変重きを置いています。




Q4. 今後の展望と読者へのメッセージをお聞かせください。

正しい中国人の文化と思想を世界各地で広めていきながら、「留香茶藝流派」を50年、100年と長きに渡って継承させていきたいです。
中国茶を学ぶことによって、中華民族のマナーや文化を学ぶことができて楽しいですよ!



ここからはちょっとディープなプチ質問!

① 好きな食べ物は?
バクワ(中国式ポークジャーキー)

② 好きな本や映画は?
本は、歴史の本。映画はUFOをテーマにした作品!

③ 趣味は?
陶器、磁器、絵画など、綺麗な芸術品を見ること





Profile



留香茶藝学院 創設者
李 自強(Le Chee Keong)先生

シンガポール出身。
1990年「留香茶藝学院」を設立、シンガポール現代茶芸「留香茶芸流派」を立ち上げ、国際茶芸界の代表の認可を受ける。
中国、台湾、日本、韓国、米国など、各国でイベントを開催し、シンガポール現代茶芸の振興に努める。




初心者大歓迎!
門下生が世界各地で教室を開いているため、シンガポールを離れても長く続けられるお稽古です。



「留香茶藝学院」のレッスン内容についてはこちら






※2023年6月5日時点の情報です。

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