エデュケーション

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モンテッソーリ教育
ももよ園長に聞きました!

モンテッソーリクラスをのぞいてみよう

子どもたちは「遊び」を通して学び、「経験」から「発見」して成長していきます。
これをモンテッソーリメソッドでは「お仕事」と呼びます。
これはなぜだろう? 知りたいなあ! 子どもたちの今日の「お仕事」は何かな?




ももよ園長に聞きました

初めてモンテッソーリのクラスを見学すると、多くのママたちがびっくり。1つのクラスにいる十数名の子どもたちがそれぞれ違う「お仕事(活動)」に取り組んでいるのです!この子は数の棒、あの子は絵合わせなど、活動は実にさまざま。先生は順繰りに子どもに寄り添い、教室内を巡っています。驚くべきはそこに流れる空気。なんとも穏やかで秩序があり、かつ意欲に満ち溢れています。


ももよ先生、どうしてこんな教育環境を作り出すことができるのですか?

「モンテッソーリ教育では、先生は“手伝う人” 。大きな声で一斉保育はしません。子どもを一人の人格者として扱うことで、子どもの心の中の平和を引き出しているんです。自主的にやりたいことを見つけ、できた!と満足するまでやり切ることで人格は成長していきます。整えられた環境のなかで、自由と規律が保障されれば、小さな子どもでも自分の意思を持って生きることができる、そのことを創始者のマリア・モンテッソーリは発見し、教育法を確立しました」



マリア・モンテッソーリ(1870〜1952)は、伊のローマ大学で学んだ医学博士でした。医者としての知識があればこそ、科学的に子どもを観察することができたといいます。

「子どもの成長には『敏感期』という特別な時期があります。例えば、カセットテープの開け閉めが楽しくて仕方がない時期は、カチャッカチャッという音や感覚に敏感になっている証拠。先生は、一人ひとりの敏感期と成長のステージを見極め、『援助』をします。子どもたちは自分からやりたいと感じると、驚くほどの勢いで理解し、吸収し、成長していきます



ももよ先生は幼児教育に携わって30年。モンテッソーリメソッドに、独自の理論を融合して、子どもたちの成長を温かく見守っています。

「今あらためてモンテッソーリ教育を受けた人たちが世界中で偉業を成し、注目されています。例えばGoogle の創設者。Google は、知りたいという人々の知識欲を満たすと同時に、たとえ貧困地域であっても平等に世界に自分の意見を発信できますよね。
マリア・モンテッソーリは第二次世界大戦時に戦争に反対し、インドに追われました。彼女はその教育法のなかで『世界平和を守る』ことができる人を育てるということをとても大切にしています。どうやって子どもにその意識を芽生えさせるかというと、例えば地理や歴史を紹介するなかで、地球は1つしかないから大事にしようねと繰り返し伝えるんです。偉人にならなくてもいい、社会に貢献し、家族を守り、次の世代にバトンを渡していく……自分の人生を主人公としてしっかり生きていける人になってほしい、そう願ってモンテッソーリ教育を続けています」



その可愛らしい手を使って、世界を探求する子どもたち。彼らにとっては、鼻のかみ方を学ぶことも立派な「お仕事」。自立して生きていくための活動であり、手指の訓練でもあります。
今日も子どもたちの小さな「できた!」に、ももよ先生は溢れる愛情でエールを送っています。




モンテッソーリ教育の5つのポイント

数教育
大人も感心するほどよくできているモンテッソーリ教具。数量が具体物で表され、手で扱える工夫がいっぱい。教具を用いて数の概念と面白さを知り、感覚的に理解へと導いて、数学的頭脳の育成を助ける。


日常生活の練習
子どもたちが優雅で自立した生活ができるように、基本運動と理解する力を身に付ける活動。日常生活の一つひとつを自分でできるようになることは、人格の成長にもつながる。また、手指を動かす訓練は、前頭葉を刺激して知性を育む。
「タオルを絞る」「花の水替え」など、一つひとつの活動にモンテッソーリ教育では決まったやり方があるんです。「生活のなかで丁寧な所作を身に付けてほしい」という創始者の願いが込められています。

★タオル絞り



言語教育
2歳頃に起きる「言葉の爆発」で、話し言葉の習得から、人との関わりを経験。その後、「読む」ことで知識を得、「書く」ことで得た知識をまとめていく。各ステージに合った活動で、豊かな言語力を身に付ける。

★フォニックス



感覚教育
なんと子どもたちは靴下の匂いを嗅げば誰のか分かっちゃう! そんな感覚の敏感期を利用して、視覚・触覚・聴覚・臭覚・味覚をさらに洗練する活動。五感を使って得た知識を整理して、思考を秩序立てて、世界を理解していく。
これって算数?いえいえ、感覚教具です。視覚や触覚の敏感期にやることで、自然と楽しみながら幾何を学ぶ準備に。四角形だけでなく六角形を作ったり、立体の展開図を作ったり、それぞれ発展形の「お仕事」も用意されています。


文化教育
理科、地理、歴史などを知ることで、世界中に生きる人々の文化、自然環境がかけがえのない大切なものであることを学ぶ。「世界平和のために」というモンテッソーリ教育の最終目標へのアプローチ。

★バースデーウォーク





Special interview

「Arts Junior Montessori Preschool」
三杉 ももよ園長

日米両国でモンテッソーリ教育の国際資格を取得し、日米シンガポールで幼児教育に携わる。自身もシンガポールで育児経験があり、ニーズを把握。3言語教育を重視しながら「本物のモンテッソーリ教育」を実践。。



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