今日のキヅキ
愛する魂は、見守ってくれている
~スピリット・コミュニケーションのお話~
「あ……今、亡くなったおばあちゃんが側にいる気がした」
お盆が近づいてくる頃、亡くなった家族の気配を感じる方もいるのでは。
それは本当に亡くなった方の気配? はたまた単なる気のせいでしょうか?
気のせいではありません。
人間は肉体だけではなくその周りのオーラというエネルギーを含めた多層で複雑な構造になっています。物質的肉体はなくなっても、その意識・魂は存在しているのです。そして敏感な方はそれを察することができます。
この世には、故人との通信を行える人がいます。
彼らは「ミディアム(霊媒)」と呼ばれ、「霊界通信(スピリット・コミュニケーション)」を行います。
霊界と地上界、双方向の通信は、
1858年3月31日「フォックス姉妹事件」として初めて記録に残されています。米ニューヨーク州郊外ハイズヴィル村に引越してきたばかりのフォックス家の幼い姉妹は、その家で
昔亡くなった方と「ラップ音」で霊界通信を行い、20人以上の村人が証人として見ていました。この日は「近代スピリチュアリズムの始まりの日」と呼ばれています。
その後、霊界通信はイギリスでも大きく広がります。もちろんその真偽を問う声も多数。しかし近代を代表する英国の 物理学者・化学者で王立協会会長ウィリアム・クルックス卿は、DDホームやクック嬢という優秀な霊媒が再現した霊の「トリック」を
科学的に徹底検証し、それが本物であるとの結論を発表しました。皆さんご存知の「シャーロック・ホームズの冒険」の作者コナン・ドイル卿は、その出版で得た収益を、霊界通信とその背景にあるスピリチュアリズムの普及のために捧げています。
欧米のミディアムたちは
故人のエネルギーと繋がり、その故人を特定する情報(証拠・エビデンス)を入手してから、地上の愛する人へのメッセージをお伝えします。例えば、家族関係、死因、性格など。もちろんミディアムは生前の故人を知りません。見えないものは信じないという方も、こういった証拠を出されたら、信じざるを得ませんよね。
ちなみに私が毎年通っている英国「ARTHUR FINDLEYカレッジ」では世界各国からミディアムを志す人が集まり、さまざまなトレーニングコースが開かれています。
スピリット・コミュニケーションは、
故人の魂が死後も愛する地上の人を見守っていることを地上の人に伝えることができ、そして地上の人は愛する故人が死後も元気で存在することを確認し合う、そういった魂の喜びの再会なのです。
● まとめ ●
もしふと、生前に親しかった方の気配を感じたら、どうぞそっと心の中で「お元気ですか?」と問いかけてみてください。また、気配を感じるこ
とができない方も、会いたい方の写真に話しかけたり、想いを寄せてあげてください。その方はとても喜んでくださると思います。 きっと心から
あなたのことを応援してくださっています。
教えてくれたのはこんな人
佐野 仁美
「LA VITA」代表。バッチ財団登録プラクティショナー・ティーチャー、シンガポール登録心理カウンセラー、スピリチュアリストなどとして活躍。
大手金融機関で25年に及ぶ会社員生活を経て、心理学や哲学などさまざまな学問を学び、心の癒しのお仕事へ。
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