ダラダラと区切りなく仕事をしたり、
非効率な働き方をしていませんか？

サーキットブレーカー後、通常の勤務体制に戻った方たちも、シフト制で時々オフィス勤務の方たちも、このような情勢で世界的に働き方が大きく変わったことは事実です。「在宅勤務」が性に合っている人もいるでしょう。ですが今回は「どうも効率が下がった」「気分が乗らない」「働 きすぎてしまう」という人のために、6つのアイデアを紹介します。今回のキーワードは「区切る」です。

❶ 着替える

ビデオコールがない人も、カジュアルな恰好でもよいので、最低、人に会ってもよい程度の身だしなみをし、服を着替えましょう。パジャマや部屋着から着替えないままですと、メリハリが付けられず、朝から動きが鈍くなり気持ち的なスタートが遅れ、生産性も落ちます。

❷ ワーク・スペースを確保し、仕事は常にその場所でする

部屋を確保できなくても、コーナーを確保することで環境を整えましょう。また、長時間座っても疲れない椅子と自然照明がある場所、適切な照明、そしてラップトップスタンドなどは重要です。体への負担を減らすためでもあるので必要な投資と考えましょう。

❸ 勤務時間を決める

何時にスタートし、何時に終えると決めることで、ダラダラと区切りが付けられない問題を回避しましょう。

❹ 仕事モードへ切り替えるためのあなたの習慣を復活させる

これまで、通勤中にラジオでニュースを聞いていた人、決まったカフェでコーヒーを買って飲んでオフィスに向かっていた人、仕事帰りにはジムに行っていた人、それらをできる範囲で復活させましょう。何気ない行動がオンオフの役割になっているのです。

❺ 休憩はとるが、あくまでもブレイクにする

在宅勤務をしていると、好きな時間にちょっとブレイクをとることが比較的容易にできる方もいます。その間に少しだけ横になったり、茶碗を洗ったり、今晩のディナーの予約をするなどは構いません。ですが時間がかかること、骨の折れる作業を勤務中に持ち込まないようにしましょう。なぜならば、それは息抜きにならず、新たなストレスを生んだり、そちらに夢中になったりし、それを挽回するために、また勤務時間の区切りがなくなるためです。また、動画やニュースを見るのも勤務後まで控えましょう。

❻ コミュニケーション！

「これくらい言わなくても分かるだろう」「うっとうしがられないか」と考えずに上司、部下、チームメート、クライアントと、これまで以上にコミュニケーションを取るようにしましょう。非常時ほど、人は連絡をし合い、状況を理解し、情報を共有する必要があります。

This Month’s Hint（今月のヒント）

新型コロナウィルスの影響で、多くの人がどうしても精神的ストレスを感じやすい状況です。無理をせずに、ゆったりとした姿勢で取り組むことが大事です。苦しいとき、誰かに話したいとき、家に居場所がないと感じられたときなど、カウンセリングも気軽に利用してみてください。オンラインでのセッションを受け付けているところも最近では多いです。

教えてくれたのはこんな人

山形千尋
BeeYrOwn心理士。(応用心理学修士・カウンセリング学修士)
オーストラリア・カウンセリング協会会員、シンガポール公認心理士。

BeeYrOwn Psychologist & Therapist
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