#医療

日本人会クリニック・毛利先生に聞きました!
海外におけるこころとからだの健康について

japanese clinic

海外におけるこころとからだの健康

日本人会クリニックの毛利先生から健康アドバイスをいただきました。

一般診療科・心療内科
毛利 由佳 先生




日本医師会認定産業医、公認心理師の資格も持ち、チャイルドカウンセラー、家庭療法カウンセラーの知識もあり、大人から子どもまで幅広く対応されています。


「シンガポールに海外赴任」会社では出世コース、帯同家族もさぞかし素敵な海外生活が待っていると日本にいる同僚や友人からは盛られているかもしれません。
しかし、実際はどうでしょうか。

小さいころから住み慣れた四季折々の楽しみのある日本から、常夏で文化も言語も違うシンガポールへの異動。
親せきも友人もいない海外。
さらに海外赴任の場合は、業務内容も大きく変わり多岐に渡ることも多い。
文化が違うので現地職員との関係性に苦慮することも少なくありません。
法律も異なります。
公私ともに日本国内の異動とは比較できないほどの大きな変化が生じます。


変化はストレス

引っ越し、進学、就職、結婚、出産など、人生において変化はつきものです。
すべての変化は、だれにとっても、植物を含む生物すべてにとってストレスになります。
植木鉢の植え替えしたら元気がなくなったなどの経験もあるのではないでしょうか。
変化の中で、特に引っ越しは大きなストレスと言われています。
さらにそれが海外となると、変化の大きさから、ストレスはさらに大きなものになるのは想像に難くありません。


人はストレスに晒されると…

からだの不調

人はストレスを感じると下に記載しているような症状等が現れます。
これらは心身症状と呼ばれます。
これらの症状が出てきたら、受診をお勧めします。
特に眠れない状態が週3回以上3週間以上続いたら、要注意!すぐに受診しましょう。

からだの不調

● 眠れない
● 食欲がない
● 疲れやすい、だるい
● 動悸がする
● 頭痛、肩こり
● 耳鳴り、めまい
● 腹痛、下痢、便秘
● 胸腹部のもたれ、吐き気
● 夜泣き
● 偏食などの悪化



こころの不調

こころの不調としては下のようなものが見られます。
このような症状が出てきたら、早急に受診しましょう。

こころの不調

● イライラ
● 不安
● 楽しめない
● 興味がわかない
● 意欲がわかない
● 癇癪の悪化
● 異常に怖がる
● 学校・会社に行けない



心は脳

人が感じたり、表出したりするもの、これらは脳がコントロールしてます。
つまり、心は脳とも言えます。
心が疲弊するとは脳が疲弊していることです。
脳が多くの変化に対応しなければならない状態が続き疲労が蓄積しています。
疲れたら休めばよいのですが、脳は疲弊するともっと頑張ろうとして鞭打つので悪循環を引き起こしてしまいがちです。
なので、時にはカウンセリングや漢方、薬を使って、休む手助けをしてあげることも必要です。


健康を保つために

セルフケア

ストレスから健康を保ったり、不調を軽減するために自分でできることを紹介します。

► 休む(休息、睡眠)時間を作る
► 楽しむ時間を作る
► 身体を動かす
► 3食しっかり食べる
► 規則正しい生活をする
► 誰かとつながる



一人で悩まずに相談を

気軽に相談できる友人や親せきが近くにいないことも多いです。
しかし、シンガポールには日本人の医師やカウンセラーが多くいます。
気軽にそのようなところにご相談ください。

► 友人
► 家族、親戚
► 専門家 (心療内科、カウンセラー等)



無料で利用できる心の悩み相談窓口・そのほかの情報など

在星邦人メンタルヘルス研究会ホームページより引用






※2022年12月1日時点の情報です。