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日本メディカルケアの佐藤先生に聞きました!新型コロナウイルスのワクチン接種登録に関する情報

日本メディカルケアの佐藤先生に聞きました!
新型コロナウイルスのワクチン接種登録に関する情報

8月10日から方針が変更され、新型コロナワクチン接種完了者(2回目接種日を1日目として、15日目から接種完了者の扱い)の行動範囲が大きく広がり、TraceTogetherの画面もそれに対応した形に変更されています。また、日本を含む他国でワクチン接種した方の扱いも発表されましたので、今回は、そちらの説明をしたいと思います。
※2021年8月20日時点での情報に基づくQ&Aです



日本メディカルケア 家庭医
佐藤健一 先生

日本メディカルケア家庭医。日本・シンガポールで家庭医として豊富な経験を持ち、小児から大人まで幅広い年齢の方々のさまざまな疾患の診察を行う。乳幼児健診、子育てへのアドバイス等にも定評がある。
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シンガポール国外でワクチン接種した場合の登録方法
※下記説明は、シンガポール国外でのワクチン接種者が対象となります

日本など、シンガポール国外でワクチンを接種してきた場合に、シンガポール国内でのステータスを「Vaccinated」にするためには、NIRへ登録が必要となります。



シンガポール国外で接種した新型コロナワクチンが、下記①もしくは②であればシンガポールのNIR(National Immunization Registry)に登録することができます。ただし、登録には正式な接種証明書の提示、採血での抗体価の確認が必要となります。

❶ HAS(Health Science Authority)が認めているワクチン:Pfizer(Comirnaty)、Moderna

❷ WHO EULが認めているワクチン:Sinovac、Sinopharm、AstraZeneca、 Johnson & Johnson、Covishield




登録方法の各ステップのPOINT

❶接種証明書を持って、専門の医療機関を受診

国外での接種証明書を持参して専門の医療機関を受診します。
8月10日以降の入国者は旅券番号の入った海外渡航用の接種証明書の提示となりますが、それ以前に入国された方の場合は、受診した医療機関の医師の責任のもと、ワクチン接種時の証明書を確認します。

ですので、ローカルクリニックでは日本語が読めずに接種証明書の内容が確認ができない、という理由で拒否される可能性があります。日系クリニックで受けるのが安心でしょう。

ただし、すべての医療機関で行えるわけではなく、登録している医療機関のみとなります。
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当院「日本メディカルケア」はこの登録の許可を得ている医療機関になりますので、安心してご受診ください。




❷接種証明書を確認し、採血(抗体検査)を実施

接種したワクチンに合わせて採血を行い、ワクチンによる抗体があるかの判断をします。当クリニックでは半日~1日程度で結果が戻ってきます。この採血はシンガポール国内で実施した採血の結果しか認められません。


❸採血結果が陽性(抗体あり)であればNIRへ登録

採血の結果、陽性(抗体あり)の場合、医療機関側でワクチン接種情報をNIRに登録します。陰性の場合は登録ができず、シンガポール国内で、もう一度、ワクチン接種が必要になる可能性があります。



登録が済むとHealthHubとTraceTogetherに反映されます。MOHでは2日ほどかかるとのことですが、翌日にはTraceTogetherの表示が「Vaccinated」に変わることが多いようです。詳細の確認にはSingpassでのログインが必要となります。常に最新版のアプリにアップデートしておきましょう。
☞Singpassの申請方法はこちら





この先の入国の条件と入国者のワクチン接種について

入国時のワクチン接種証明書の義務化に伴い、18歳以上の者は入国時に海外渡航用ワクチン接種証明書が必要となり、入国 後はSHN終了から14日以内に接種歴登録の手続きが必須になります。12~17歳で接種していれば同じ条件で、接種していな い場合は到着から1か月以内に1回目の接種、その1か月以内に2回目の接種を行う条件で接種証明書なしで入国可能です。何ら かの理由でワクチン接種ができない場合は入国申請前に医師の意見書を提出することが求められています。







日本メディカルケア

グレニーグルス総合病院内にある日系クリニック。高度な医療設備が整い、専門医へのアクセスもスムーズ。産婦人科の鍋島先生、家庭医の佐藤先生、いずれも在星歴が長く、海外での出産・育児をバックアップ!


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